少し前に、色鉛筆が欲しいなぁ、と思い立った。使い続けるかわからないので、12色ぐらいで良いかなぁと思いつつ、ネットで少し調べたら、12色じゃ足りないよ、という記述をよく見かける。なので、たくさん入ってるのを探した。
36色だと意外と高い。近所の文房具屋でみかけたのは、こんな感じだった。
amazonでみたらもっとお手頃のセットもあった…。
高いし、置き場所に困る。他に何かないかなぁ、とうろうろ探した。すると、無印良品に省スペースなものがあった。しかもだいぶ安い。そりゃあ書き味とか違うとは思うけど、初心者だし、とりあえず色がたくさんあれば良いや、と購入。
鉛筆には番号だけふられている。色の名前がないのか〜と思っていたら、紙缶の内側に、小さい紙がはりついていた。これで色の名前も把握。
るんるん塗り塗り描く描く。楽しい。
なかなか良いじゃん、満足じゃん。
だがすぐに気付いた。
色鉛筆のケースが平たくでかいことには、意味がある…! 大変な意味がある。お絵描きをするひとは、そんなの当然だろって感じかも知れませんが。
まるい紙の缶詰に集まっていると、見た目はカラフルで楽しいのだが、色をみつけにくいのだ。こういう色がほしい、というときに、ぱっとみつからない。
おぉおおお…、と思わず低くうめいた。クレヨンも絵の具も、平たく並んでいるじゃあないですか…。
まぁしょうがない。
紙缶のふたをとなりにたてて、作業するときは分散して置いておくだけでも、だいぶ見た目は変わって探しやすい。
たくさんたくさん描いて、消費したら、立派な平たい色鉛筆のセットを買うのだ。
ところで自分は色鉛筆で何を描くかというと、模様を描く。塗り絵がしたい〜〜としばらく塗り絵本をさがしたが、これといったものがない。しょうがないので自分で模様を描いて塗る。模様を考えるのがちょっと大変なので、ウェブで模様や絵柄を探して参考にしてみた。すると、なんだかつまらない。
いまいちでも、自分で模様を考えて描いたり塗ったり、直接模様を塗りながら描くのが楽しいのだ…! と気付いた。こうしたい、と思うことが、必ずしも自分の楽しいことではなかったりするのは面白い。