茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

作り置きとか買い置きとか

 苦手だ。

 一朝一夕にできるテクではなく、訓練が必要なのだ。
 買い置きの何が難しいかというと、視界に入るところにないと、無いと思って買ってしまうところだ。一時期立て続けにそれをやって、二重三重在庫になってしまった。反省して、ある場所におけるぶん以外は、買い置きしないようにした。いやはじめからそうしろ? それがテクニックと言うものだろう。

 日用品は、二重在庫にしている。備蓄もかねて。トイレットペーパーとか。ティッシュとか。それはそうしよう、と思ったときからわりとできている。品目が少ないから。

 そして作り置きだ。働いているときは勿論、無職主婦になってからも、あまりできない。どうしても余って、捨ててしまう。もったいない。
 何度かやってみたがどうもだめそうなので、あまり気にしないようにしている。まだまだそこへ至る土台が足りないのかもしれない。

 鉄のフライパンもそうだ。ずっと気になっていたけど、買ったのは最近。どうしてももっと早く買わなかったのだろう、というくらい、料理の味が変わる。しかし、それは以前より、料理に慣れたから。最初から買ってたら、多分うまく使えず、ほこりをかぶっていただろう。

 家庭料理は暗黙知が多い。たとえ、この通りにやれば作り置き簡単ですよ! というものがあっても、できない場合はできない。その人の料理スキルだけでなく、そもそも、用意する食材というのは、地域差か経済的な格差が、とてもでるのだ。おおざっぱにいえば、田舎のほうが食材は良い。東京は平均的にまずい。いつも新鮮な良い野菜や魚を食べているひとは、東京のスーパーにならぶほとんどの野菜はまずくて食べられないだろう。たとえその土地からきているものでも同じ味にはならない。ただ旬のものにお金をだせば、多少は良くはなる。
 作り置きを作っても、美味しくないと結局食べない。それでもったいないと微妙な罪悪感に襲われる。

 苦手な人は無理せず、買ってくるときは買ってくればいい。料理関連の記事は話題にしやすいようだけど、それは多分、英語の勉強法に似ている。ブックマークしたのに読んでない、実践していない…、とストレスになるくらいなら、最初からスルーしたほうがよい。ブックマークして気が済むなら、それも良し。