映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - シネマトゥデイ
公式サイトが難解すぎたので、こちら。
日本版のポスターがださすぎるわ!、という怒りを見かけた。私はそれをみる前に、日本版のポスターをみて、「わあ〜、本当に日本で公開されるんだね、わくわく〜」と無邪気に思っていたので、ポスターが死ぬほどダサイわ!、という話が盛り上がってきたとき、「ぁ、ぅ、そうなんだ、うん」と縮こまるしかない心地だった。
そりゃオリジナルをみたら、おぉすっごいかっこいい…、とはなったけど。さ。
ただでさえ映画がかなり難解そうなのに、そこで追い打ちかけて高度なポスターをいまの日本で使うのは、宣伝効果があるだろうか。
いや、そこでこそ妥協せずに使うことこそが、「デザイン」という概念を失いつつある日本社会に対して誠実でしょうがよ?!
とも、思わなくもないけれど。
自動販売機や、注意書きや、ポップや、テレビのワイプや文字や、いろんなものが、日本社会から「デザイン」を失わせている。一億総ボケ化。
そう思うけどさ。
でも、バードマンの姿をポスターに使うことを制作側からNGだされていないならば、ポスターに使っても良いと思うし、ポスターでの使い方は悪くないと思ったんだよな…。その考え方がすでに毒されているのかしら。そうかもね。
ひっかかるのはその「ダサいよ」という叩きっぷり。それが何故かあまり建設的な感じがせず、映画の足を引っ張っているようにしかみえない。
「日本での輸入映画の宣伝や吹き替えについてのバッシングは、公開されて二回週末過ぎてから」にしようよ。
それから「本国ではブルーレイがもうでるのに何ヶ月もおくれてから公開する意味がない」とか言う人。お前は馬鹿かと、とっつかまえて猿ぐつわを噛ませたい。映画館で見ることに意味があるんだよ。積極的に映画館で見る機会を奪おうとするやつは、映画ファンとは呼べぬだろう! いまどき公開タイミングがずれまくる日本は、そりゃおかしいけれど、私は遅れても映画館でみられるならみたい。
はっ。
もしかして、映画ファンと映画館ファンは違うのか…?。