茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

書く暇がないはずはない

 暇、暇という漢字は書けない。ぜんぜん暇そうに見えないかんじだ。

 暇がないはずはないが、ネタもつきているわけではないが、ブログもあまり書けない。ちゃんと書かなきゃ、という、よくわかんないねばならないのせいもある。ちゃんと書かないと、読んでもらえない、誰かに読んでもらうからには、ちゃんと書かなければならない。

 ちゃんとって、なんだ?

 それしらんかっとんてんちんとんしゃん??

 webで駄文を書き続けてもう25年以上だぞ? 読み手を意識したことなんてあるのか?ほとんどないじゃないか?? なにをいまさら言ってんだかだかだが。

 ひよってんじゃねえええええーー

 

『パリピ孔明』が楽しい

 アニメを録画して見てる。(アマプラでの配信はほんとうに音が変で、音楽のベース部分や声優さんの低い響くところもごっそりぜんぶぬけている。どこかのタイミングでデータを入れ替えたりしてくれないのだろうか。ブルーレイは音はちゃんと入るのだろうか?)
 ライトユーザーだがいちおう三国志が好きで孔明さんが好きなので、漫画の最初のほうはwebで読んだりしていたが、置鮎さんならそりゃ見るじゃないすか。といいつつも、最近のアニメには基本的に免疫がないので、あまり期待はせず。ところがすごく面白い、見やすい、かわいい。絵柄やアニメの動かし方も、若いキャラクターの話し方も、歌も、いろいろイヤこれはと苦手なところがない、というか、わからないようになっている。(ちゃんとみた作品はないのだが、わりと好きなほうのスタジオの制作でよかったという保守派)そして案外内容は難しいというか、三国志の話などはいちどみただけではわからないので、二、三度みたりしている。
 勉強になるのは、インスタの使い方とか、いいねの数とか。ああこういうの、いまどきなのかな? そうなのかな? 音楽は全般的にちょい懐かしいところ、avexのアゲアゲなところを推していて、しかしパリピウェーイ!というほどの激しさはなく。バランスがなかなかじりじりがんばっている、いまのところは。
 やたらと癖になるのは、コインランドリーのシーンだ。あまりにも面白くて、ぞわぞわしてしまっている。孔明が本当におかしい人だし、どうみてもラリってるサイケな白昼夢でぐーるぐる。それなのに孔明には違いない。つづくラップバトルは、三国志ネタや漢詩赤兎馬カンフーさんの解説がうますぎでおかしい。すばるくんまじやばい人だ。何も知らぬ英子ちゃんの合いの手もうまい。
 周囲が音楽やラップなど、音楽のリズムにあふれているなかで、孔明は話し方も緩やかなラップも、一人だけマイペースで孔明らしさからそれないところが、またすばらしいなと思う。そういうふうなディレクションがでているとは思うけど、周囲のノリ??にひきずられたりしないのかな、と。ともかくすばらしいお仕事ですよ、最高です。


 毎シーズン見逃せぬアニメが必ずある!、なことはないが、いまは、スパイファミリーとダイとワンピースとパリピをみてるので、けっこうみてるほうじゃないか。ダイとワンピースは数にいれていいもんかどか迷うが。
 スパイファミリーは成功が約束されてかつちゃんと成功している最高の例だが、いっぽうにはNetflixのなにかのように失敗するものもある。だから本当に成功するのはえらいのだな、と思った。パリピ孔明はどれほどイケると思っていたのだろうか? 予想外のヒットにあわててる感じだろうか。最近また漫画をちょっと読んだら、当然だが音の部分はぜんぶアニメオリジナルなので、えらいもんだなあ、と思った。誰が考えてくれるの、である。


 自分は40代後半で、子供のときからなにかと三国志コンテンツが多かった時代だ。今回のパリピも、きっかけとしては最高にいいと思う。幕末とか刀剣とかライバルコンテンツは常にたくさんあるので、三国志ファンもつねにいろんな時代で 暗躍アピールは必要だよね。(大泉さんのあれは、みそくそにいうほどではないが、そんなにはおすすめしない)


もう著作権とかあれで電子は安いのがでているデスけどねー。読んだやつはこれ。
高校一年の同級生の男子が授業中にずっと読んでいて、そんなに面白いのかと気になって、浪人のときに読んだ。

個性的なラッパー(ラジオ)

 ラジオでラッパーさんがふたりであれこれ話していた。さいきんパリピ孔明を見ているせいもあって、ラッパーさん気になってるのもあり、面白い。ふつうにはなしてるときも、ラップしてるようなかんじがしてくるのおもしろい。

 

 高校生の試合?をジャッジする側になるとき、鬼滅や呪術のネタですごい盛り上がるけど、自分は読んでいない。スラムダンクならわかる。そういうのは、高校生ぐらいまでなら仕入れていていいと思う、とか。

 語彙を増やしたいときに、四文字熟語にはまる、それを使うのは高校生ぐらいまででやりきっといて、とか。

 

 印象的だったのが、個性の話。個性を出すためには、他人と比べて違うことをしようではなく、自分と向かい合ったほうがいい。自分のなかで当たり前だと思っていることを口にすると、それふつうじゃないよ?!、ということはけっこうあったりする。

 

 なかなか興味深い話。若いうちからはじめるひとが増えたら、変化や進化も深まるであろう界隈。

 パリピ孔明のラップバトルをみて気付いが、そうだ日本人は昔から韻を踏みまくりじゃねえか、いや、詩とかだいたい基本そうだね、という当たり前のこと。そのうち、漢詩が大好き、古文大好き、万葉集好き、なラッパーも生まれちゃうぞ。

 

 

 

ポッドキャスト『生活が踊る歌』の南部広美さん登場回がすごい

Amazon Musicで『生活が踊る歌』の特集: 南部広美 presents ゲレンデDJから見た90年代前半の音楽シーン

Amazon Musicで『生活が踊る歌』の特集: 南部広美 presents 昭和の興行にみる歌謡曲1976-1985


 ポッドキャスト番組『生活が踊る歌』は、高橋芳朗さんとジェーン・スーさんが主に洋楽について、自由自在に語り倒している番組。10分ほどの時事ネタと、40〜50分ほどの特集の2本が更新されている。ふだんも面白くて、作成されているプレイリストを聞きたいがために、Music Unlimitedのお試しにも入った。最初はプライムでPodcastだけきいていた。


 その番組に先日、スーさんのピンチヒッターで南部広美さんが登場した。南部さんといえば、TBSラジオの夕方の帯番組、荻上チキ・ Session | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~のチキさんより色んな意味で強いといっていいだろう、スーパーフリーアナウンサーである。
 夜の時間帯のときから、なんかすげえひとだな〜と、なんとなく思っていたが、今回はそのすごさを裏付けるに十分なトークを展開してくれた。


 1回目の話題は、「ゲレンデDJ」である。どうもこの番組より以前に、夕方の別の番組、アフター6ジャンクション | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~に南部さんは出演して、そのゲレンデDJとやらについて語ったらしいのだが、それは知らなかった。そこまでまめに聞いてはいないのでしょうがないが、痛恨の聞き逃し。だから、はじめは、ゲレンデDJとはなんじゃろな〜?とぼんやり視聴開始。


 これがめちゃくちゃすごかった。あまりにもすごかったので、いまの音楽の聞き方が劇的に変わるくらいであった。詳しい内容はもちろん聞いていただければよいのだが、自分がうけた衝撃は「音楽は場をともなうものであり、場をともなう音楽のほうがまっとうではないか?」ということだ。ここにおける「場」とは、ライブ会場や音楽イベントではなく、「ゲレンデ」だ。
 かつての音楽というのは、生演奏で、残らないもので、それが演奏される場所というのは、人が集まり、音楽を聞くためではなく、場を盛り上げる、場を作るためのものがすべてだった。宗教音楽でも世俗の音楽でも、場や場に集まる人々の目的のために、音楽はあった。それがいまは、場や依頼によるものではなく作り手の作品になり、録音技術によって、場も生演奏からも切り離され、パッケージ化されたコンテンツ、一冊の書籍と同じようなものになって、パーソルに消費されるものが、ほとんどになっている。
 それは音楽なのか、残る音楽なのか。耳だけで聞いているものは、どれだけどこまで音楽なのか?? (無理矢理究極的に言えば、録音された音楽は別の名前をつけるべきであったかもひしれない)コンテンツという形態になった音楽は、果たして未来まで残るのか。未来はもしかしたら、コンテンツでの消費は専門家だけになり、生演奏しか音楽ではない時代がまたくるかもしれない。
 なんてあれこれを、勝手に思ったのだ。ポッドキャストのなかでは、そんな適当な観念的なひとりよがりな話など、もちろんしていな
い。ちゃんとした具体的な話であり、具体的な話であるからこそ、猛烈に価値がある。「南部さんすごい」とスーさん復帰回でもおふたりが話していたが、本当にすごい。マジでやばい。その時代のプレイリスト、音楽それ自体もかなり価値があって圧倒されるけど、「実際の場に基づいた音楽の話」がすばらしくすばらしいので、とにかく聞いてみてほしい。


 そして2回目は、南部さんが足を運んだの「興行」ヒストリーである。そう、興行なのだ。単にライブ歴やコンサート行きました履歴の話ではない。地方と当時の流行の話題をとりまぜつつ、圧倒的な「南部さんすごい」トークが展開する。もしかしたら、子供の時代に地方に住んでいた人は、同じような楽しい話をそれぞれ持っているかもしれない。だが問題は、「覚えていない」ことだ。かなりすっかり忘れている。
 時代の音楽と、自分の幼少期から思春期それ以降の、自分の音楽変遷を振り返って語ることができるようになるのは、おそらく40代後半からだと思われる。ソースは俺。しかし、冷静に振り返ることができるようになった頃、忘れている。記憶はすかすか。チケットや日記など、記録を残していたりしていない限りは。


 こういう証言や記録が、何の役に立つのかってえとよくわからんのだけど、きいていてとにかく面白いので、みんな(??)も、記憶を掘り起こして、書いたり語ったりしてみてほしい。聞きなおしてプレイリストを作るのもいい。この先の人生もまだまだ長いのに、生きていたら忘れるばかりだし。
 ポイントは「はじめてはまった」アイドルやミュージシャン以前の、できごとだ。近所のイベントにきたとか、チケットをもらったとか、親が好きでつれていかれたとか。なんのかんのと、「はじめてはまった」より、成り行き偶然のもののほうが、影響が大きいのではなかろうか。あんがい、自分が好きなものの基礎は「はじめてはまった」以前にあるのかもしれないとなると、現在からこれからの、音楽の好みや視野が広がるのではなかろうか。


 そして重要なこと、とても重要なことをお伝えしたい。ジャニーズ事務所は、あらゆる世代のグループの楽曲を、配信してほしい。時代を彩ったさまざまなヒット曲が、ほとんど聞かれなくなっているというのは、損失だ。近藤真彦やシブがき隊や少年隊やSMAPを聞きたいニーズは、いまのジャニーズの若手の活動とはぜったいに競合しない、邪魔はしないから! たのむまじで。そうしないと完全に忘れられるだけだ。古くからのジャニーズファンはそんな寂しい老後しかまっていないのか。CDぜんぶを終の住処にもっていける高齢者はほとんどいないよ現実的に(なぜこんな訴えになるかも聞けばわかる)

いま読んでいるお金の本

『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』 (朝日新書) 山崎元, 水瀬ケンイチ
『退職金を株で40億円にした元会社員が教える 小型成長株投資』今亀庵、宝島社


 いま話題のお金の本を買って読む。ほったらかし投資術は、インデックス投資の話。一応やりはじめたなら、ちったあ知っておいたほうがいいよなと思ったので。前半は、投資のやり方とかまだわかるわかりやすいが、途中から内容が激烈に難しくなり、何をいっているのかさっぱりわからない。後半を書いたのは山崎元か。あきらかに頭良すぎてそうじゃない人への配慮の想像がつかないタイプであるというか、まあそういう本なんだろう。読んでも目をすべらすだけの予感。それが勉強よ、おそらくは。知らなさすぎるからわからないのだ。筆者の水瀬さんは同年代。同年代ぽい〜〜ということはそんなにないが。自分も2006年に松井証券に口座を開いたときからインデックスを投資をしていれば今頃は黄金持ちかあ、と想像するのも面倒臭いことを考える。USENを紙屑にしただけで何もしていなかった。ありふれた頭のよくない話である。


 小型成長株投資は、フォントがでかくて周囲の空白が大きくて読みやすいのはいいのだが、なんだか本自体の雰囲気が変だなと思っていたら宝島社だった(Twitterで医者の投資家がすすめていたのであまり考えずに買った)。高いしうさんくせえのだが、内容は、進めば進むほどまともなことしか言っていない。キャッチーな入り口だが、こつこつ時間をかけて少しずつやれよ、である。後半はもう少し具体的なやりかたが書いてありそうだが、読んでもわかるかどうかわからない。筆者は親と同年代。基本的には信用してはならない世代である。


 ランダムウォーカーも前からちょっとずつ読んでいるけど、わからんし読みにくい。この手のアメリカ人の?欧米の?本の読みにくさは謎である。どれが大事かどれか余談かわかりにくい、という話。ぜんぶ余談にみえるといったら見えるということは、ぜんぶだいじということか。まだ4分の1くらい。少し前に、重要なことは最後のほうにしか書いていない、みたいない話があったが、まあつらつらと何回も読み返すのがこの本の用法らしいので気長に。なんどもバブルとバブルの崩壊を繰り返しながら成熟しているというのがなかなか。今回はバブルでなく戦争だけど、小麦の問題以外はバブルなのかなあ、やっぱり。


 一発当てたい、一山当てたい、という気持ちは常にあるが、それを投資でというほどの肝はない。日本は資本主義なのでもう少し株式会社に関与しないと、国の経済がまわらねえのでは?というぐらいの動機である。日本は金持ちはより金持ちになる仕組みなので、金持ちでない限り金持ちにはなれないかもしれないが。