茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

中年と『死との約束』アガサ・クリスティ

 先日、三谷・萬斎ポワロのドラマがあったので、録画して、読んでからみようかなと、たしか、そのときは安くなっていたので、つるっと買った。
 読み始めているあいだに、ドラマも冒頭をチラ見したが、なんだか辛抱たまらず、消してしまった。読み終わってみると、また見たい気持ちになっている。再放送ないかな。


 有名な推理小説を、あなたは人生のどこいらで読むだろうか。子供の頃はコロンボグラナダ版ホームズが好きで、本はルパンを読んでいて、十代の後半になって、ホームズを全部読んだ。たぶんいまのところいまだに人生でもっとも読み返した小説で、三回は全部を読んでいる。そして、チャンドラーを読んで、30代の前半か、森博嗣にはまって、 Fになるからはじまって、四十冊ぐらい読んだ。貢いだ。そしてそれ以後、ぱったり読書量が減った。
 きりがない、と思ったのだ。
 そしていまでは、次が気になる、みないと気が済まない、となるような類の作りのドラマもぜんぶみない。マンガもよほどというものだけだ。全話配信している面白いアニメはみるけど、犬夜叉もとまっているし、ほとんど1話完結に近い。ゲースロやウォーキングデッドは挫折した形だ。SHERLOCKもとりあえず終わってほっとしている。ああいうのはだらだらやらないのがいい。

 推理小説といえば、アガサ・クリスティやエラリー・クィーンのはずだ。海外ドラマは好きだけど、あまり読まなかった。後者はいまだにほとんど読んでいない。
 アガサ・クリスティは最近読めるようになってきた。ドラマをみたせいもあるし、自分が大人になったからだ。子供だから読めなかったのだ。
 推理小説を啜って噛まずに飲み込むラーメンかそーめんのように読むが、そんな読み方しかできないので、謎解きは常に曖昧である。ホームズさんもあまり覚えていない。だから何度も見たり読んだりできるのだが。謎解きはトリックが面白いのではなく、コロンボやホームズや、登場してくる人物が面白いのだ。そしてポワロさんやマープルおばさんは、あまり萌えない。萌え要素がない。だがいまになって読むと、やはりアガサ・クリスティの女性の描写が郡抜きであるとわかってきた。

『死との約束』は、前半、何の小説を読んでいるかわからないような雰囲気が続く。それがしんどいといえばしんどいが、それがおいしいところである。その先になれば、もうすすってごっくんみたいな読み方になる。序盤もそのしんどいところが、時代も財力も違っているのに、身に染みるというか、重くもたれかかってくるというか、胃もたれになるというか。ものすごく頭のいい人の、それでも、いろんなものに対する憤りや恨みや、投げやりな気持ちが、ただよってきた気がした。具体的にそんな話はしていないが、そんな感じがする。

 アガサ・クリスティをそんなに読んでいなかったので、これを機にもっと読んでみようかという気になった。
 だが、ふつうは高いのだ。『死との約束』はたしかおそらくドラマの放送のおかげで、安くなっていた。ふつうは、Kindleで買っても600円以上する。不当に高いわけではない。でも読むとしたら、安いものから読むかもしれない。あるいは、以前にAmazonの何周年か記念で、たくさん無料でダウンロードしまくってそのままの英語版を読むべきか、である。でも英語はさすがに難しいんだよな。たとてほぼほぼかなり話をしっているものでも、かなりわからない。辞書を引いている時間がおおすぎて、何をやっているかわからなくなる。英語の勉強もしたいがふつうに読みたい気持ちもある。

死との約束 (クリスティー文庫) | アガサ・クリスティー, 高橋 豊, 高橋 豊


迫力のお値段。(DVDはお手頃だが)
名探偵ポワロ Blu-ray BOX1 -TVドラマ
名探偵ポワロ Blu-ray BOX2 -TVドラマ

すべてがFになる (講談社文庫) | 森 博嗣
 これをはじめて読んだときは、すごい面白くてびっくりした…。IT業界にいてよかったと思った。


 コロンボさんはHuluに吹き替えもぜんぶ来てしまった。やばい。大変なことですよ。1話はちょっとこぎれいめのコロンボさんがみられます。


長いお別れ (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 7-1)) | レイモンド・チャンドラー, 清水俊二

おそ松さんのあぶない刑事

おそ松さん』で、『あぶない刑事』のパロディがあった。

 世間ほどドラマをみていない、知らない自分でも、ツボにはまって笑い転げた。
 お腹がひきつれるかと思うほどウケた。

 まずは主役のふたりを誰がやるか、である。おそ松がキャスティングされるのは順当として、相方は十四松。ほとんど松というより、櫻井さんと小野Dさんが最大限に努力しているふうになっていて、めちゃくちゃおかしい。それなりにそれらしいほど、あぶ刑事の二人がそもそもすごくおかしいので、似るほど笑いも増えてしまう。その上に、お互いをオリジナルと松をまぜた名前で呼び合うから変になる。
 繰り返されるナンセンスでレトロな言葉遊び。そのうえに、そこに赤塚ワールドらしい不条理な行動、アクションも加わる。そのうえ、そもそも、あぶ刑事の、実はそれはすごい変だ、というシチュエーションやお約束がミックスされる。
 展開も芝居もめちゃくちゃおかしいうえに、作画もきっちりしている。さすが老舗スタジオの熟練したスキルと伝統。


 深夜アニメだし、『おそ松さん』は完全に大人向けどころか中年以降向けのアニメである。大人の鑑賞にたえるアニメである。なんどでもいうが大人も楽しいアニメを見たいのだ。
 3期はこの困難な時代を反映してか、ひたすら破壊的なスラップスティックさは落ち着いて、少し穏やかなそこはかとなく情緒のあるやさしい、しかしおかしいエピソードが多くてよかった。前半を牽引したオムスビも、なかなかの展開と着地点だったが、後半のA-1ネタがキレッキレで楽しい。


 1期はてさぐりというかとにかくやろうぜギャグの王道感があり、2期は暴れん坊でうるさくて、映画はかわいらしく壮大で、3期は円熟期にさしかかってきた。むろん、次も見たい。6期までやってほしい。大人向けのアニメを、もうしばらく、この苦しい時代がもう少し上向きになるまで、作っていて欲しい。
 最初は、顔も声の区別もぜんぜんつかなかったし、声優さんの名前もわかってなかったけど、いまはほぼ大丈夫だ。


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田中邦衛といへば

 70年代半ば生まれの自分には、田中邦衛といえば、もう『北の国から』だった。だがこの作品は面白くなかった。少々自分が成長しても面白くなかった。
 みる目が変わったのは、かなりさいきん、加山雄三若大将シリーズにでている田中邦衛をみてからだ。すごく生き生きとして、チャーミングだった。Wikipediaをながめていたら、そういえば妙なCMがあったのを思い出した。あっちのほうが本来のイメージに近かったのだ。
 どちらにせよ、ずいぶん昔の話だ。2010年の映画以降は、表舞台にはでていなかったらしい。事実上引退、御隠居状態だったのだろう。78歳ぐらいというと、十分か、ちょっと早いか、意見が割れるところだが。
 Wikipediaで作品をながめていると、元気だった面白かった日本映画の頃の人なのかな。時代の変化とはいえ、80年代以降はほにゃほにゃしている。32年うまれなら、もうとっくに人生の後半だ。それでもテレビドラマでも代表作を得ている。
 子供のときは、いろんなところにでてくるかわった顔のかわったしゃり方をするやたらと物真似をされるおっさんだったが。かなりあとになってでも、若大将をみる機会があって本当によかったと思う。

ワーナー・ミュージック・ジャパンの日本語字幕付き動画

 ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークのSilk Sonicの歌 "Leave the Door Open" の歌詞の日本語訳がないかな〜〜、となんとなく調べたら、公式が日本語字幕付き動画をあげてくれていた。


【和訳】Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic - Leave the Door Open【公式】


 そんなに難しい英語じゃないので、英語の歌詞をみていても、なんとなくわかったような気がしていたけど。それがあっているのかかわらないので、ほぼ公式?なものがあると、ありがたい。


 エドシーランもあった。

 Silk Sonicの曲に比べると、歌詞の言葉も多く、難易度高めで、日本語訳もこだわりがちらちら感じられる。


 サムネイルをみると、曲ごとにフォントなどもかえてあって面白い。
 英語と日本語と、両方がでているのが、やはり良い。
 Youtubeも二言語字幕をだせるようになったりすればいいのな。


 子供のころは洋楽が流行っていた。て〜いくお〜んみ〜とか。80年代かなあ。小学校高学年ぐらいからアニメソングに偏り、それもTM NetworkのYour Songをきっかけに日本のポップスや歌謡曲にシフトしていった。変な順番である。そういう世代なのだ。
 各時代に流行った洋楽があったが、その歌詞をほとんど知らない、わからないままだった。知らないまま鼻歌を歌っていた。そういうものだった。マイケルもマドンナも、ジャネット・ジャクソンのCDを買ったか借りたときに、日本語の歌詞をみたら、こんなんだったのか、と驚いた。どんなかというと、もう記憶も曖昧だねモヤモヤ。
 いまはネットで検索すれば、洋楽も歌詞や和訳がでてくるが、どれくらい正しいのかわからない…。だから、レコード会社の動画はいちおう安心してみられる。
 洋楽を通じて英語に親しむこともいい手だけど、みんながそんなこといつもできるわけではない。曲のプロモーションのためにも、すごくすごくいい企画だと思うので、ワーナーさんぼちぼち続けて増やしてほしい。


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 アイキャッチのテスト(4)
 埋め込み動画はアイキャッチにならず(当然か)
 なるほどなあ…


ところで。はてなブログにも「Youtube貼り付け」機能があるけど、どういう事情なのか、検索しても動画がでてこない。Youtubeでタグをつければいいんですけどね。ちっ。

アイキャッチのテスト(3)

 まず画像を貼り付けます。この画像もなんだかよくわからない。


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きみはだれだ


 はりつけた時点でアイキャッチ画像のところにでている。


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 Canvaでアイキャッチを作る。


 ははーん。ブログにはりつけられた画像のなかからアイキャッチを選ぶのか。へー。ふーん。なんだそれだけか。


 ちゃんとみてないとすぐ話についていけなくなる世の中。