茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

いま雨がふるとふしぎな音がする

 マンションの大規模修繕工事中で、建物をすっぽり覆われている。足場とか、シートとか。外は見えにくいし、お天気もわかりにくい。しばらくの辛抱であるが、天気が悪い日が多いと心配になる。足場を建てる時期は、猛烈な夏の暑さが続いていた。困難のない仕事はない。
 それで、雨がふると、ふしぎな音がする。「タッタッタッタッタッ」軽い、叩くような連続音。最初に聞こえてきたときは、夜だった。夜更けに、不審人物が、だれかが外で変な音をたてている…?と治安を怪しんだが、それはずーっと続くし、規則正しく、断続的で、不規則である。「タッタッタッタッタ」と鳴りだすと規則的だが、ならない感覚は不規則だ。音はすごく大きくはならないし、小さくもならない。多少ゆれはある。
 おそらく、シートなどどこかに雨がたまって、たまっては落ちているのだ。
 と勝手に仮定している。それが具体的にどこのどういうところなのかというと、さっぱりだ。そんな音が発生していていいのか、それもわからない。
 雨の日は工事が休みになることが多い。だから音が鳴っている時を、工事にきている人たちは、たぶん知らない。電話とか目安箱みたいなのがあって、いつでも連絡できるけど、そこまでするか、というていどの音でもある。そんな音より、工事の爆裂ドリル音より、上からふってくるがきんちょの足音のほうがよほど問題である。
 やわらかい小さな音は、耳を傾けていると眠くなる。天気が悪いとだいたい暗いし。場所によってはもっと大きく音がしている家があるかもしれない。うるさくてたまらんになったら、そのうちのひとが、ちょっとすみませ〜ん、と工事の人に聞いてみたりしないかなーと他力本願なことを思っている。