茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

宇崎ちゃんと試し読み

 宇崎ちゃんは試し読みすれば面白いし、コラボが別におかしくないことはわかるけど、第一弾のポスターは感覚的に無理な人は少なくないだろう。世代の問題かもしれないが、絵柄や極端に強調されたバストのイラストについて、眉をひそめる反応をする人がいるのも仕方がない。世の中的にみたら圧倒的多数派だろう、この高齢化社会では。道端であのポスターだけをみて気持ち悪いと思うことは、ぜんぜんふつうなことだ。
 しかしツイッターするくらいのインターネットスキルをもっているなら、非難するまえに、作品の試し読みぐらいはすべきだ。献血のキャンペーンに起用するとき、なにも考え無しで作品を選ぶはずがない。だから試し読みを読んでみればいい。読んでみてそれでも納得がいかないなら、それを含めて個人的好みを示すのは自由だろう。


 自分は、第一弾のポスターの話題のときは、スルーしていた。考えなしのコラボではないだろうが、わざわざそれを確かめるために試し読みしにいくほどひきのある絵柄ではない。そういう界隈で人気のそういうマンガであろう。「そういう」はきわめて曖昧で具体的に言語化はできないが、それは自衛でもある。
 第二弾のクリアファイルの画像をみて、試し読みを読んでみた。コラボされる原因がわかった気がした。たしかに胸が大きい女の子でそれはそれなりに漫画的に誇張はされているが、そういうまんがではない。クスッと笑えて元気がでる。でもこの作品は、基本はそういう胸の大きい女の子を好む人たち向けのマンガなので、単純に自分向けではないので、これ以上はもう読まないだろうし、排撃することもない。作者が震災の被災者だったという話は、作者本人の個人的な動機につながるエピソードにすぎないので、それによって作品の価値が増したり評価があがったりはしないだろう、本来は。