茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

有楽町をはいかいしてのち

 金もないのに有楽町から銀座を徘徊する。銀座のデパートの店員はよく教育されているので、客の値踏みは一瞬で露骨である。いしころぼうし装着状態だが、貧乏人が徘徊していると売り場の邪魔になる。というほど、平日昼間の客はいない。ウソみたいに客は少ないところに、パッとしねぇな客がうろうろしてきたら、暇なほうがまだマシだと思うくらいだろう。なんて自虐は果てしなく書けるがそれはそれでみっともない。ほどほどに。

 案外みんなマスクをしていない。中国人観光客が全然いないわけではないが、超富裕層しかいないかもしれない。着ているものが全然違うので、圧倒的財力はすぐわかる。

 銀座は超金持ちか金持ちしか相手にしていないので、ずいぶんいけすかない度があがっているけど、三越では茶器のフェア的なことをしていた。日本の高い急須と、中国茶の美しい小さい茶器が並んでいた。

 ひさびさに目の保養、美しいものみた。急須は4、5千円が数えるほど、あとは数万円。圧倒的に美しい。すばらしい。

 しかし、同じフロアの違うところに、バブルの頃でもそこまではねぇよ的なキンキラキンキンの急須、人形、焼き物が集められているコーナーがある。あまり近づけなかったが、どうも中国茶器のセットもあったような気がするのだがそれはどういうことなのだろう。

 急須を探している。前と同じものを買いたかったが、かつて購入した松屋には似て非なるものしか置いていない。毎日使うのにストレスがたまらないくらいの急須がほしい。それだけなのだが。

 ときどき近くの駅ビルに陶器の出店がでる。そこで以前に雑然と並んでいるなかに、目を引くものがあった。それらは周りが千円代からの商品のなかで、さんごーかよんごーぐらいだった。なんでいきなりそいつだけ!

 それを買えなかったことを後悔している。焼き物は出会いだ。五千円前後以下ならすぐに買うべきだった。それくらいしたお皿はずっと使っている。また来ないかな、あの急須。今日まで出店がでてたけど、いなかった。