茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

ツアー最終日のホニャラカ

 ニューアルバムをひっさげてのツアー最終日。いろんな意味でいろいろ何がおきても不思議ではないいまどきに、最後まで無事にやりとげられたことが、そして自分も予定していた2カ所には参加できて、とにかくの感謝感謝である。
 地味に静かに感謝しつつの最終日渋谷。
 席はかなり前のほうのかなりはしっこ。なので音は正直よくわからなかった。ふたりともちゃんと歌えていたと思う。


 思うんだけど、完全にハモりきってないところが、最近にしては珍しく、何回かあった。あれはKさんがイヤモニをずっと外していたせいじゃないかなあ、と思うんだけど、どうなんでしょうか。だいたいぜんぶ似たパターンで、似たようなところで、すこーしKさんのピッチが低かった、ような気がする。
 Yさんは頻繁に始終といっていいほど、Kさんをよくみていた。アイコンタクトどころか、ずっと注意深く注意を払っていたような(ニホんご)かんじ。Kさんは、最近には珍しく、ぶっとばして全開でGOOOOOってかんじだった。
 すごいむかしはそういうことあると、音をはずしたりなんだり多かったっすけどね。
 最終日だけど録音録画が入ってなくて、それではっちゃけた感じかしら。(だから個人的にはどっちかっつーと理性が蓋をしていて完全にブチきれない限界ぎりぎりみたいになる中継録音録画が入っているほうが好きである)


 これらはまあ不満と言うほどではない。そうだったかもしれないな、という程度である。


 なにが不満て、ファンだ、観客だ!!
 お前ら、ライブに慣れてんじゃねえよ?! 初日のテンションの高さはどこにいったんだよ!! もうセットリスト完全に頭に入ってるから驚きませんよ?? なのかああああ????
 そんなんだったらツアーに一回くればよくね??! 何カ所も連戦しなくてよくね??! いっかい見れば満足なんだろ?? ネタバレクリアしたらオッケーなんだろ??


 毎回同じであって同じでないのだ。お芝居はよくそれが強調されるけど、音楽だってまったく同じだぞ?? 新鮮さを失って慣れきって通う観客なんて迷惑だ。
 ちっくしょおおおお!


 棒立ちで聞き入るファンが多数派になるのが嫌い。
 変な話で、彼らがものすごいクオリティで歌い続けるほどそうなる。
 ファンクラブイベントもそんな感じで、魅入って聞きって立ち尽くす人が多くて、あまり楽しい印象がない。
 歌うほどに観客の動きがとまる。棒立ちになるくらいならゆったり座って聴いていてよ。立ってる意味あるううう???


 やめやめやめい!!
 観客は単なる受け手ではない。その場を作る音楽に参加しているのだ。
 再始動してからのどのライブも、今回のツアーも初日はあんなにすばらしかったのに。気付けば彼らがいることに、歌っていることに、もう慣れてんじゃねえの? 来年から20周年までイベントあるわ〜おけ〜〜余裕余裕〜貢ぐよお財布あけてるよ〜〜みたいなかんじで、慣れて予定調和みたいな状態になってるんじゃないの?


 いつ世界が終わるかわからないし、いつ彼らにが起こるかわからない。
 もうそんな世界だし、そんな年齢だからな!(ひい)


 というわけで深い感動と満足感とともに、ぷんぷんぷんすこもあったんだよというライブだった。
 楽しい音楽は終わらない。ずっとずっと続いていく。でもそれは毎回当然のことではないのだよ。本当に、本当に幸運で、ラッキーで、有り難いことなのだ。


 20周年前後でイベントこなさなきゃなんねえな、感がにじみ出しまくってるのは確かだけど、それでも仕事する、らしく仕事する彼らが大好きなんだ。メンバー紹介がすごく彼らを表している。ひとりひとりがいて、ふたりではなくそのグループがいる。その存在を作るのは、彼らだけでなく、ファンも含まれている。20周年前後を充実した活動にできるかどうか、半分以上はわてらの責任じゃあ。