ネタバレです。
やはりでてきたシェイクスピアねた。
「グッド・オーメンズ」3話、1601年 ロンドン グローブ座。
とくれば、さぞおおぜいの観客でにぎわっているだろう、と思いきや、閑散としており、空間に響き渡る美声は物売りの女性。アジラフェルはフルーツを買ってつまみぐい。待ち合わせたクロウリーと落ち合う。当時は、舞台のすぐ前、いまでいうアリーナのあたり??は、オールスタンディング。少し離れたところにぐるっと囲むように立つ半分壁のある建物には客席がある。あたっている芝居なら、すし詰め状態だったはずだ。(映画『恋におちたシェイクスピア』ではそこらへんの描写が楽しい。)本番中なのか、リハーサルか練習なのか、よくわからない。
ふたりに話しかけてくるおじさんは、たぶんシェイクスピアだよなあ…?
舞台に立つ青年は、バーベッジくん。リチャード・バーベッジ Wikipedia にも説明がある。こちらの説明によれば、シェイクスピアの膨大な台詞が長いとか多いのは、この人のせいらしい。えらいこっちゃ。(『恋におちたシェイクスピア』にも、バーベッジはでてくるらしい。)
「生きろー! いや、死ねばいい!」
ヤジや応援をとばしたり。クロウリーがバーベッジを評する台詞
「彼の無限の変化は年を重ねても衰えず、古くさくもならない」
これはシェイクスピアのどこかにあるのではないかと思っているのだけど…、英語じゃないと探せないかなあ。
ハムレットの台詞をBGMに、アジラフェルとクロウリーはエディンバラあれこれについて、話し合い、打ち合わせ(このエディンバラで何をするかの話はまた別に調べたい)。奇蹟がキーワードになって、クロウリーが遠出をすることになる。設計の間違ってる馬のせいで、お尻がはれちゃっているんですかねえ。
アジラフェルの奇蹟によって有名になった、というわけだが、実際のシェイクスピアや劇団のブレークはそこらへんだったのだろうか? ハムレットが流行ったのはそこらへんということなのかな。そこまでは調べられたらかっこいいのだが。
劇中劇とはいえ、オリジナルの役者さんも、吹替の俳優さんも、ハムレットを演じるのは緊張するだろうなあ、なんてニヨニヨする。こういうところのクオリティが高いから、楽しい幸せ満足度高い。