のこのこ茶ぶろぐ

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『グッド・オーメンズ』とりあえず最後まで観た感想

 とりあえず、吹替版を最後まで観た。まさに「とりあえず」である。第6話はとくに、理解が追いつかないことが多くて、まだ、頭が混乱している。


 以下の文章は多少それなりにネタバレが含まれます。


 基本はコメディなので、どれくらい真面目に感想をのべるべきか、迷うところではあるが。
 物語としては、じぶんはとても、ストレートにいえば、胸がいっぱいになって感動した。なんども、少年少女たちの表情やことばにきゅんきゅんガツンときた。そしてその他の人間の皆さんの、ともかくも、愛情豊かなことに、なんども心うたれた。
 グッド・オーメンズは、愛にあふれた作品だ。ざっくりいえば、4組の愛と友情が描かれている。友情がもっとも尊いのは言うまでもないが、こころがよごれちまった中年としては、少年少女にも、若い人にも、じいさんばあさんの愛情にも、むせびないてしまう。う、中年はいずこ、いずこに…!!


 中年の星は、主人公たちですね。


 いろいろ楽しいオカルトの話をこれでもかとちりばめ、詰め込み、これはもうムー民案件でしょわくわくどきどき!、という点でも楽しめるし、そういったものに対する、心構えもざっくりふんわり説かれている。真に受けたいお年頃もあるし、そういうものに支配されてばかりも疲れるし、同時に、そういったオカルトがヒントをくれる、導きになることもある。
 天使と悪魔は、本筋にからんでいるのか、いないのか、はっきりしないところも、ものすごくうまい。独特なストーリーの綯い方というか、からめ方というか。彼らはナニーと庭師になって干渉しようとしたけど、結局失敗しているし、なかなか本物には出会えない。ふわふわと天使と悪魔の対決もあって、ふわふわと右往左往している。
 人間たちは、オカルト的なものに翻弄されているのか、いないのか、そういうものにのっかって楽しんでいるのか、なんだかな?、である。よくみえれば、魔女はかなり魔女で、彼女を主人公に物語がつくられてもぜんぜん面白いのに、天使と悪魔を主人公にしちゃっているのが、エンタメなのに(だからこそ)贅沢で奥深い。


 とても人気がでているのは、天使と悪魔のつかづはなれずの関係性や、それぞれキャラクターの魅力は大きいとは思うが、一応メインのストーリーがやっぱり面白いからだと思う。天使と悪魔は傍観者であり、人間の物語だ。そこがちゃんと描かれているから、天使と悪魔が魅力的に描けるのだ。不可思議な一筋縄ではいかない人間たちがいなければ、彼らも存在しない。彼らはほんらいは違う時間の尺度や能力、倫理観で生きていているはずなのだから。


 いやいやいや、とはいえ。
 とはいえですよ。
 なぜここまで、アジラフェルとクロウリーの2人の関係は、ワールドワイドでファンガール&ボーイたちを興奮させるのか? もう話の筋など忘れた如く、天使と悪魔のファンアートが、ファンフィクが飛び交っている。おかげでネタバレがほとんどでないというありがたい状況ではありますが。


 まあ、話としては阻止するエンドは歴史的ネタバレではある。だから「どう」それを乗り越えたかがスリリングでロマンチックで、ほろりとさせるところもあるのだ。
 少年少女たちが、まったくもって、弱った中年の心にささりまくり…!!


 いちどとりあえず観ただけでは、ネタかジョークか、わからないところも多く、これから徐々に理解していきたい。それで字幕版をちょっと観ようと思ったら、しょっぱな「クロウリー」とかいってるけど、これじゃあ改名するところはどうなるの?である。変なフォントだし。吹替が最高の最高の最高すぎたのに、字幕がフォントから躓いているところがせつない。日本語なめられてるなあ、なんておもっちゃうぞ! だからとうぶん吹替だぞヒャホーイ!!