茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

2018沖縄40代が如何にしてリゾート水着を買うか

 誰もうれしくない話題だが、誰かのためにはなるかもしれない。

 水着がどこに売っているのかよくわらない。だから、有名なところに行くしかない。それで銀座の三愛である。年間を通して水着を売っている。だから、お正月にハワイに行くわオホホホホな人も困らない。置いてある商品は安くない。他を知らないので、それがどれだけ高いかわからない。日本製か海外製で値段は異なるらしい。日本製は諸々合計で2〜3万円になる。
 別の店で(元プランタンの地下。期間限定かも?)ロキシーの水着も試着した。ロキシーはどう見ても若い人向けだが、正しくは、サーフィンとかマリンスポーツをやっている人向けのブランドである。サーフィンやってるなら、何才の人が着てもいいのだ。たぶん。デザインは、色はわりとシックで、かわいいよりかっこいいである。サイズがあえば、もしかして買ったかもしれない。小さい店舗で、もうシーズン終盤なのであまりサイズがなかった。とはいえ、平たくいえば、布が薄い感じでどこか心許ない。悪い生地ではないと思うけど、そこまでの安心感はない、生地そのまんま、のような感じ。スポーツをやっているとか、からだを鍛えている人ならば問題もないのかもしれない。だが運動音痴でダラダラゆるゆるでは、いろんな意味で着用がためらわれる。色や柄はほんとにいいの。肌色にも案外なじむ。そんなこんなで、水着は断念して、せめて短パンだけ買った。
 それで、じゃあ、やっぱり、三愛で売っているいわゆる大人向けの水着しか、選択肢はないのかしら。
 こちらもシーズン終わりというのもあって、選択肢がじゃっかん少ない(そもそも通年でそれしかないのかもしれないけれど)。そしてなんだか、なんだか合わない。作りはしっかりしているし、安心感はあり、質はとても良いし、サイズが変なわけではないけど、どこかしっくりこない。雰囲気に合わないと自分では思ってしまう。他人がみたらそんなことないかもしれないが、水着の試着は己の判断を頼るのみ。店員さんがみますよと言ってくれたがとてもじゃないがお見せできない。そもそもそんなスタンスで、他人に見せられないようなやつが水着を着るなという話だが、いやいやいやいや、まあまあまあ。
 そんなわけで、結局三愛でも新しく買わずに、十年以上たっている、古い水着の、ちょっと生地が溶けそうになっている水着をもって沖縄へ向かった。その水着を買ったのはその三愛であった。長持ちしてますよ。すばらしい。
 そして、南国沖縄のアウトレットモールに突撃したのである。恥もいろいろ棚に上げて。

 アウトレットモールには、水着を売っているお店は何軒かあるが、はっきりと明記しているのは一軒しかない。そこへ行ったら、ほとんど定価で、アウトレットなのになんでですかと直球でお店の人にきいたら、アウトレットの商品はもう売り切れているから、商品がないと困るから、ふつうの商品を並べているとのことだった。
 自分はそこで、「ホルターネックではなく」で「くっきりはっきりめのボタニカル柄」とか考えていたが、そう都合良く希望や妄想にぴったりとあう商品があるわけがない。値段も二万円ぐらいする。ふたつほど試着して、決められずに店をでて、他の店も見て、うろうろして、うだうだして、駐車場に戻り、車に乗った。
 そこで、急激に買う気になって、店に戻った。
 買ったのは、ホルターネックのボタニカルではないどちらかというとラブリーなやつ。ありがちだが、予想していたのと全然違う水着になった。サイズは、やせたわけでもないのにLではなくM。
 なぜその水着の購入にいたったのか。理由は、試着をしてみたら、なんとなく身体に合ったからだ。この「合った」感じは、とても大事だ。好き嫌いの感触をこえて、「なんだか着られた」という感覚は、試着室を出たら覆る可能性もあるけど、ある程度信じるしかない。具体的にいえば、そんなに肉がのっている感じがしないようにみえた。デザインのうまさである、きっと。デザインや素材によって、サイズはかなり変わる。だから思い込まずに試着は大事。水着に限らず、普通の服でも。
 ところで、会計のときに「もっと大きいパッドもありますよ」とささやかれた。付属のやつでも、かなり盛るなあと思っていたのに。長いあいだ、盛大に盛る時代が続いていたそうな。最近は控えめに、自然派志向になってきてはいるけれど、まだまだ盛る傾向とのこと。水着で胸元くっきりはっきりドーンなやつは、若い子でも、いや若い子ほど、フェイクでっせ。
 定価なので、店員さんはタグをつけておいてくれた。沖縄だものね。観光客になれていた。ありがとう。(銀座のロキシーのお姉さんも接客上手だった。三愛のちょっと年上のお姉さんたち、悪くないけど、惜しい、惜しかった。なれすぎるのは、あかんですね。)
 というわけで。
 四十代だろうが、何才だろうが、体型カバーとか日焼け対策とか、大人の色とか柄とか、そんなことはおいておいて、それよりもまずは、自分がいいと思った、自分の体型や肌色にあった水着を買おう。
 そして、ラッシュガード、羽織りもの、短パン、ビーサン、パレオ、帽子、日焼け止めとか、周辺アイテムで必要なもの、欲しいものをそろえ、ごまかしたり、なんだりをするのです。それぞれのアイテムも、使用頻度が低くてもあまりケチらずに、質がまあまあいいものを買いましょう。(濡れても砂にまみれてもOKな陽射しのでかい帽子がほしかった)
 一年に一度着るかどうかのものにこんなにお金を…?!、と思ったけど、先代の水着は結局10年以上着た。中途半端なものだともっとはやく生地が溶けていたと思うので、良かったと思う。今回買ったものがまた長持ちするかどうか、体型が耐えられるかどうかわからないけど。いや、ちょっと、五十代までこの水着を着る?! そもそも水着を着るつもり?!! あぁ、なんだかもう、なんだろうね! ハワイにいけばおばあちゃんでもサーフィンやってるらしいけど、ウェットスーツ着てたしなあ…先のことはのんびり考えたいけど……。何才まで泳げないのに海では遊びたいと思い続けるんだろう。ていうか、他の水着も欲しい。何着か使い分けたい。一年に一回も泳がないのに、何故か野望だけはふくらむ。

 通販サイトが充実しているので、じっくりながめて先に雰囲気になれておく。モデルさんと全然違うじゃん、といっても、着れば案外どうにかなる。周辺アイテムもみて勉強していく。そういうものは、他では売っていないものがわりとあるから。

すぐわすれるおぼえがき

  • 体型がゆるい人ほど地味な色の水着は着てはNG。派手めの、色、柄、デザインで、わりと普通。
  • 布の量が多いからといって体型カバーにはならない。自分の体型とあっていればよい。
  • セット買いは一長一短なので、とびつかない。バラで買うほう、長い目でみるといいような。
  • サイズは上下ばらばらにかえるものもあるので、それも便利