のこのこ茶ぶろぐ

chaoruko@HatenaBlog(旧:脊髄反射でオブラート)

理想的な続編『キングスマン:ゴールデン・サークル』

映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』公式サイト 大ヒット上映中!


 やっとみにいけたうれしい!
 なかなかタイミングがあわず挫折しかかっていたがよかった。IMAX2Dではないけど、まあまあの大きさのスクリーンでみられたのもよかった。
 ネットにはいろんな意見がありますが。
 めちゃくちゃおもしろかった、楽しかった。かわらず強引で乱暴でめろめろにかっこよくてかわいかった。みんなでよってたかってタロン・エガートンかわいいかわいいかわいいと三千回ぐらいなでなでしているような映画だった。
 みながらつくづく感じたのは、「選択と集中」。いろんな要素がつめこみの映画だから、あれはないとかこれはあるとか、惜しいとか惜しくないとか、そこはまあ趣味がでてしまうけれども、そこが割り切っているなあ、と感じた。かつ作り手の趣味や好みもちゃんとはいっているのかなー、と。
 まあしかし、あれこれどうでもいいので、とりあえず、見に行けばパーッとするぜ、元気になるぜ?


 前作同様、見やすいアクションがとても目にやさしい…? 見やすいアクションはみんな真似て欲しい。


 以下ネタばれあり。好き放題に書いてます。



 タロンくんとお姫様の話が続いているのがめちゃくちゃサイコーによかった。にひゃくおくてんぐらいあげたくなるのはそのせい。キングスマンはもはや、新しい時代の、プリティ・プリンセスといってもいいと思うのよね。ヒーローがお姫様と結婚するのがなんてエンディング、スパイもので誰が想像したよ?! タロンくんは、ずっとかわいくて、かっこいくて、もう、若い時代の彼の魅力をぎゅうぎゅうつめつめにした、最高の記念碑的映画になったのではないだろうか!!


 ロキシーを吹き飛ばしたのは、ええー!!と思ったけど、まさかのチャーリー登板なのでわりきったのだろう。だってロキシーの前作の活躍がすごすぎたし、かつ今回はエグジーの成長物語に重心が置かれているし、あまり分散するととっちらかってしまう。チャーリーのなかのひとはすごくずるがしこい、悪人が、すごくはまったのだろうな……(ちなみにわいのあだなはちゃーりーなので微妙な緊張感と親近感がわく)
 終盤でマーリンに♪ていくみーほーむを歌わせてふっとばすのいろんな意味ですげえ!、と思ったけど、前作から今作のかっこよすぎかわいすぎ案件(泣き上戸)を思うと、なかなかいい終わらせ方だった。かっこいいだけじゃ面白くないよねえ。と同時にもう続編はないのだな!、ないのだよ!ということを思い知らされたけど。まあいいさ完璧だったから。
 マーリンとジンジャーのやりとりも、最高だった。似たもの同士でいいかんじ、と思ったら、ジンジャーはエージェントになりたいとさらっともらしたりしていて。かわいいよハル・ベリーいったいいくつなの?!! 怒!! ですけど、すごいいいキャラクターだったので、出番が少なくてもこういう女性キャラが登場するのが、すごくうれしい。
 出番が少ないといえば、テキーラことチャニング・テイタム(吹替はゆうきゃんだと?!!)が贅沢すぎてよかった。まんまとだまされたわーww。すっげえいい役だからいいよ! 彼がいないとステイツマンというイメージはできあがらないんだもの。踊りもうっとりキュートだし。
 ポピーおばちゃんは最初のほうで、もうレクター博士なみにわかった怖いのは十分にわかったからもう怖いからまじかんべんもう大丈夫っすで、後半はわりとさっくりだったのが、振り分け方がうまいなあと。ウィスキーおじさんはムチアクション決め決め。ああいうのが決まるかどうかがすごく大事な世界。うますぎといえば、ハリーだよ、コリン・ファース。鱗翅類学者のハリーが「えっ」となるほど別人で、エグジーやマリーンたちの衝撃を共有した気がするよ、オイラ!
 あと大統領が、まさかの悪い大統領。キャスティングで油断した人たちは大ウケだったと思う。もうどんな大統領でもできまっせ(でもパイク提督が好き!)


 全体の筋や、お約束は、前作を完全にそっくり受け継いだり、と見せかけたり、の構成がぞわぞわした。何が受け入れられ、何を求められ、しかし楽しく新しいものはどうするか、あと、やってないものはないか、等、そういう判断がすごくうまかった、自分好みだった。
 エンタメ映画の続編として、理想的なんではないだろうか???
 今回の新規要素??といえば、エルトン・ジョン。前作からの伏線があったとはいえ、なぜかどんどんでてくるたびに派手なかっこうになるし、さいごにはハリーとあんな小芝居をするし…!!
 めちゃくちゃなアクションシーンをみながら、脳裏にはなぜか、おそ松さん赤塚不二夫的世界がよぎってきた。キングスマンは、スパイアクションエンタメ映画であり、壮大で高度でハイセンスなナンセンスギャグの世界でもあったのだ。だからけっこう残虐なひっどいシーンなどが、平気で見ていられる。


 前作の終盤の花火のシーンも、ぶつぶついっている人がいたが、おそ松さんでも、ポプテピピックでも、登場人物は何度でもつぶされたり爆発したりする。にんげんは、そういうギャグを定期的に摂取したくなる、必要になるいきものだ。
 めちゃくちゃなものをみると頭がなぜかスッキリするという効果もある。キングスマンは高度に洗練されたレベルでそれをやっている。最高の作品だ。
 あとうまくいえないけど、女性も男性も、描かれ方がすごく好き。かっこよさ、美しさなどそれぞれらしい魅力がありながら、ダメさ、恐ろしさなどは、ステレオタイプな社会的性別のイメージに由来するのではなく、その人がその人故に怖いとかやばいとかだめとか、というふうに描かれている。


 いい作品だから、まさか前作はみたけど今作みていない人とか、あわてて見にいこう! 前作みていない人も、とりあえずは劇場に観に行け!! 映画館でみると魅力増し増しです。