茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

キラキラ起業女子で一番儲かる人は

 朝のワイドショー曰く、キラキラ起業女子というものが最近いるらしい。SNSで集客して稼いでいる個人事業主のようで、事業内容はそれぞれバラバラだ。陶器に絵を描くとか知らんけどなものもあった。月に1万円儲けている人も少数派ぐらいの世界だが、そこでいちばん儲けている人は、「キラキラ起業女子コンサルティング」だ。といっても、そういって画面にでてきたひとは起業して半年も経っていなかったけど。ゴールドラッシュの時代から、「儲けたい人をサポートする商売がいちばん儲かる」とのこと。


 儲けたいはすなわち成功したいということで、人は大なり小なり成功願望を持つ。英語、ダイエットも同じ。本当はその先にあることが、例えば英語なら英語力で何をしたいとか、ダイエットしてそのあとどうしたいとか、などが大事なのだろうけど、プロセスも重要とはいえその沼にはまってしまうと、カモになりやすい。番組では起業コンサルの指導にお金をつぎ込む女性がうつっていたが、素人でも彼女にアドバイスができる。「あなたは十分に魅力的でがんばっている。外見もちゃんと整えている。内面に自信がなくても、自信をもった笑顔で接客すればよい。SNSで集客できることがすべてではない。本業でスキルを磨いて、本来の意味の口コミで客が増えないと、あなたの理想には近づかない」アロマ?とか、からだに関する商売で、なぜに見た目重視のInstagramで集客なんだよ。おかしいだろう。


 とまあ茶の間でなにもせずにみているほうは、勝手にひとり批評家、こんさるをきどって、つっこんでみる。将来に対する不安は誰にだってあるものだ。老後にはいくら金がいるとか脅かされていたら、地道に働いているのだけじゃ全然足りないと焦りを感じてしまう。そこから脱するために、起業とか、もうすこし稼げるようにするというのは、悪いことではない。でもあまりにも先行投資しすぎるとそれまたちょっとハラハラドキドキ。ある程度はやりながらやったほうがはやいですよとスタジオのまたこのひともコンサル?なコメンテーターがいっていたが、全然違う業界だけど同じコンサルの名前がついてしまうのは、しんどいだろうなあ。