茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

SHERLOCK S4 ざっと感想そして

 SHERLOCK S4の日本での放送が終わってしまった。終わってしまったよ。終わってしまったーーー!!

 無論、以下はネタばれありだ。


 全体として

  • ジョンの活躍少ないよーな気のせいかな
  • ベネディクトへのはなむけのようだった
  • いったん〆ましょかー

 だった。
 ともかく、ベネディクトが美しいというか、ベネディクトが演じるシャーロックの魅力が全開だったと思う。美しくてかわいくて、優雅で、ひょうきんで。
 それに対すると、ジョンの活躍は少なかったよーな気がする。メアリ推しだったから仕方ないのかもしれないし、メアリの描き方はとてもよかったと思うので、それはいいけど、ジョンはともかく、はめられておとされて痛い目にばかり…、いや、それ通常運転か。


 そして、まさか、ではないけれど、怒濤のいったん〆るモード。
 確かに、いままでがクリフハンガー過ぎたのだ。そもそも、数年のインターバルがあくのに、クリフハンガーは、ちょっと、きつい。今回はちゃんと終わって、個人的にはうれしい。次がいつあるか、数年単位で待つのは、わかってるからさ。


 これからは、1シーズン、いや、1話でもいいから、1話ずつ、心穏やかに冒険が始まって、しっちゃかめっちゃか、あれよあれよと、こまけえこたあいいんだよと事件は収束してほしい。だって、それこそが、ホームズだ。
 シャーロックがホームズになったからって、ここで終わりなんて、そりゃあたぶん誰も思っていない。けど連続して描くのはもう終わりだ。シャーロックの物語はいったん終わりで、これからは、シャーロック・ホームズの冒険なのかも。タイトル変わるかも。それでもかまわない。シャーロックとジョンの出番が減ってもかまわない。ホームズのシリーズはとんちきな事件とその関係者がメインであり、ホームズとワトソンの日常は垣間見られるぐらいだから、おもしろいのだから。そこを考えるのはファンのお仕事ぅ。


 s4e3は乱暴なくらいギュウギュウのギュウにつめこんで、ミステリイの王道シチュエーションのひとつ、絶海の孤島で、閉じ込められて無理難題を突きつけられバトルロワイヤルか設定。Fになるか、マガジンか?!、と動揺するところもあったが、まあいいさ。一気に話を盛り上げて一気に片付ける、その豪腕すさまじきこと。そして舞い降りて駆けつけるシャーロックの美しいこと。


 ベネディクトの出世作をいったん綺麗におさめる、すばらしいはなむけではないかなと思った。悲しいお別れではないけれど、たくさんの人が見守って、応援して、かつまだ、魅力を引き出すことができる人たちが、イギリスに、あのチームに、いるのである。ファンもいったん青年期のSHERLOCKにバイバイできるだろう。(しないけどな)


 なぜ、しないかというと、またホームズを読み直して、SHERLOCKを見直さなければならないからである。そんな楽しみ方をする人は、たぶんSHERLOCKのファンのなかでは少数派だろう。それはミステリィファンであり、ちょっと違う世界の話。


 じゃあSHERLOCKファンは、ベネディクトやマーティンを、それぞれの活躍を応援するしかないのか、マーベルの祭りに加わるしかないのか。いやそれはそれ、もうずっとやっているじゃない。


 微妙な、先の見えない空白期間を埋めるのは、そう『ドクター・フー』だ!!



 実にタイミング良く、huluで吹替版の放送がはじまった。自分もつまみぐいでしかみていないが、このシリーズは吹替版が圧倒的に必要で、観れば分かる、SHERLOCKロス(手垢のついた言い回し)をうめるのは、ドクターなんです! ちょっとSHERLOCKに似ているし、SFでファンタジーだが謎解きだし、イギリスだし、イギリス以外もあるし、現代も過去も未来もあるし。SHERLOCKには絶対なかったものと、あったものを、同時に観ることができる、それがドクター・フー! (SF? スタートレックぅ? とか思わないで。びっくりするほど何もかもイメージが違う)
 まずはhuluで吹替版を観て、はまって、応援して、過去のシリーズもHDリマスターしてもらって、吹替もつけてもらって、テナントさんはもちろん関俊彦さんで!、新シリーズにもおいついて、そして、混乱と熱狂がもはや約束されている13thドクターの祭りに、ガラパゴスじゃぱんも参加しよう!! これからは、海外ドラマ=アメリカのドラマの時代ではない、英国ドラマの時代が、くるのじゃ。


 そしたらS5を待つ時間も悲しくない。きっと。