デビューの頃から知っているし、シングルもアルバムも何枚か買っているし、一度はきいてみたいと思いつつ、ライブに足を運んだことがない。ラゾーナ川崎のイベントにいってきた。しかししかし、朝から小雨でしかも極寒。この寒さがすごかった。頭がおかしくなりそうだった。せっかくのうたもふりかえると、濡れるとか寒いとか気が散っていて、あまりきけてなかったなあと反省。
はじめてきいた5人の歌唱は、悪条件だし音響はあまりよくないけれど、重なる声のふわふわと心地よい層がうみだす揺らぎがとても心地よかった。姿がみえたのはおもに村上さん、安岡さん、後半が酒井さん。黒沢さん、北山さんはほとんどみえなかった。会場に15分前についたので当然ですが。うたを聞く分には問題ないだいじょうぶ。みえていたほうが動機はあがるけど。
ラジオのイメージでは、坂井さん、安岡さんがしゃべるのかなと思っていたら、基本的に村上さんだった。オープニングが大変よかった。あそこでのイベントは開始は2,3分遅れが多いのだが、速攻はじまって、しかし穏やかで村上さんの冒頭のMCがとても誘う感じがよかった。村上さんはいわゆる仕切るぜという感じではないけど、よく通る太い声で、話し方もゆっくりめで、話している内容などがぜんぶ聞き取れた。他の皆さんは話し声が小さくて早くて寒さもあってほとんど何をいっているかわからなかった……。
ゴスファンの方々はじいっと凝視して集中して聴いている女性が多かった。アルバムがでてすぐのせいもあるだろうけど。でもペチャクチャしゃべってるうるせぇな人たちもいた。まぁどこのファンにもいるもんです。曲の最後の最後の一音が終わるまで拍手などフライングなしなのは、ある種の厳格さを感じた。ケミふぁんは早すぎるところで拍手したがる人がいてイヤではあるが、クラシック並みはそれまたすごい。
アカペラはもちろん、たとえ伴奏が録音音源でも、個性や音楽のゆらぎや気配がある。マニアックさと親しみやすさ、かっこつけるけど自然体、大人の魅力と永遠のニアミスした青春。なぜかなんだか、いろいろ連想させるんだよゴスさんたちは。
今回の新譜。
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