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脊髄反射でオブラート

chaoruko@HatenaBlog

マッツの『ハンニバル』吹替でいまさらみはじめているけれど

エンタメ

 ストレンジ先生のおかげでハンニバル吹替をちゃくちゃくと消化している。もともと家人はレクター博士が大好きなのだが、映画とはだいぶ雰囲気は違うのもあって自発的積極的ではなかったが、見る気になったのは『ドクター・ストレンジ』がおもしろかったせいである。あとローグ・ワンも。わたしはマッツも、バロックや6〜70年代?と現代、未来的なすぐれた意匠がいりみだれる意匠やインテリアなど、画面の雰囲気はとても好きだが、ごっつびびりなので、グロテスクな画面はツッコミをいれながらでないと見られない。うるさくしないと耐えられない。それでももうep5まできてしまった。ゾンビとちがって、げろりんちょな絵がじっとながく画面にうつっていたり、ウィルが憑きものシーンになるのが怖くて怖くてたまらん。ふれっしゅな内蔵は小道具の人は何で作ってるんだろう!!とか考えまくってつっこまないと見てられない無理。一緒に見るひととしてはかなり違う行為だというのは分かる。


 吹替でもレクター博士がしゃべるたび繊細でごっつこわい。他のキャストも、あんなに絵画のような静かな画面で、会話が多いのに、吹替でも猛烈に面白いので、脚本も吹替もハイレベルだなぁとうならされる。レクター博士はそもそも相手によって態度が露骨に違うのがおかしいのだけど、話し相手になっているほうはたぶんレクター博士がとても魅力的だからそれにあまり気付かない。そんな博士も、ウィルがきたときはウキウキルンルンな口調で声のトーンが違う。井上和彦さんすごい。ちょっと顔を下にむけたときとかも声がちがう。どうやってあわせているんだろう。ウィルはいつも挙動不審で、過呼吸なのかお前がいっちゃんあぶねえよと素人視聴者は思います。


 それにしてもウォーキング・デッドハンニバルに、ゲーム・オブ・スローンズに、怖いもんばっかり見てるじゃないかい。絵的にぐろいのはハンニバルで、ゲースロはなんだかわからんけどおもしろくてじわじわきて、ゾンビは最近は脱落している。だって話がすすまないんだもん。提督あたりは怖い怖いと文句をいいながらみていた。あれは怖かったわ。
 ゾンビは字幕でみていたが、あまり苦労はなかった。たぶん台詞が少ない。推理ドラマ同様、ハンニバルやゲースロでは字幕は無理だろう。フォイルの吹替もいい。ゲースロは吹替のレベルもめっちゃくちゃ高くて大変見やすい。大変大変大変に見やすいし、ドラマの魅力を倍増する。


 午後ローにときどき襲来するとんちきなB級映画ですら、オリジナルの英語だとへったくそなのがわかって見られない場合も、のりのりの吹替キャストによって楽しい娯楽作品になる。それだけ声の演技は大事なのだ。当たり前だけど。だから、わざわざ吹替作るなら、ちゃんと声がでてるひと、演技ができるひとを、配役してくださいお願いします。


(マーティンの某吹替のドラマは森川さんじゃないやつがマジか…! というほどで、そっと閉じた…)


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売り切れてるけど。

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 動画配信もあるのにやはり売れるのだなぁぶるれいぼっくす。