本を売るのも捨てるのも、ついでに図書館から借りるのも、抵抗感がすごい。図書館で読むのは気にならないが、ぶっこふで店内を回遊するのも何故か疲れる。
図書館から借りるのは、学校のは平気だったが、一般の図書館は苦手で、レンタルビデオも借りるのが苦手だ。見知らぬ人が触ってるのが苦手なのではなく、また返しにいくのがすごく億劫なのだ。学校のように継続して通うのは平気だ。だから大学の終わりのほう、キャンパスに行く頻度が下がった頃は、もう借りるのが嫌になっていた。
関係あるのかないのか、売るのも捨てるのもつらい。でも本は買いたくなるし、読みたくなるし、住居はすでに書籍がすごい面積を取っている。これは家賃とかローンに換算すると、とても無駄だと聞く。そのとき読んでる本はそのうちの数冊で、年に一度読むのも、多くて二、三割だろう。
どうしたらいいのか。自分で古本屋に持って行くと憂鬱になるのかもしれない。大量に同じ本が並ぶ様を見ていると憂鬱になる。それはベストセラーであり、たくさんの人が勝った読んだ本の証だが。
出版不況だというが、しかし、いったい日本人はいくら本を買えば、何冊買えば、出版業界が健全に生きていけるのだろう。読書好きというアルゼンチンの人は、何冊買うのだろう。いやもしかしてみんな借りてる? 読みにいってる? ハードカバーの巨大本はなかなか買わないというし、ペーパーバックなら気軽に捨てられそう。
そうだ、日本ももう少し捨てやすい本も作って欲しい。読んだら捨てる。読みたくなったらまた買う。Kindleがもっともっと日本語も読みやすくなればいいけど。
どれもぼんやりしている。