茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

いままで出会ってきた美人

 高校にはミスおよびミスターコンテストがあった。一応学校からはいかんよと言われているけど、毎年続いている数少ないアングライベントの一つだった。そこで同じ学年で一位だった人は、本当に美人でしかも本当に性格が良かった。高校生でノーメイクの頃なので、見た瞬間に目を奪われるというようなタイプでなく、話をしていると、「あぁこの人、美人だ…」とじわじわ気づき、それを人に言いたくなって、言うと、「そうだよ、めっちゃくちゃ美人だよ、しらなかった??」と言われるようなタイプの美人だった。しかも性格が良かった。笑顔がふにゃらかと隙があって、気さくで、テンション高すぎず低すぎず、ニュートラルで、服装はバスケ部だったからたいていジャージとか運動できる格好でおしゃれなんかしていないんだけど、それでも美人だった。


 高校では同じく本当にかわいい友だちもいた。ふりかえると自分は完全にその子に嫉妬していて卑屈だった。細くてかわいくてしかもとある科目が突出していた。頭の回転がはやくて、クレバーで、しかも面白い子だった。でも私はバカで卑屈だから、その子との友情を続けられなかった。すごいもったいない、残念。ともかく美人だった。


 大学でまたとてもきれいな人がいた。美人なのに化粧っ気がなく、どちらかというともさっとぼさっとしている人で、あまりしゃべらないけどひょうきんでおっとりしたひとだった。だからたまにちょっときちんとした格好をすると、「ガーン!」と衝撃をうけるほど美人だった。みんな「えっ」となっていた。それはさすがに自覚があるらしく、それでもっさい格好をしていたのかもしれない。


 社会人になってから美人との新たな出会いはない。大人になるとたいていの女性は化粧をする。だから出会えなくなったのかもしれない。でもいまなら、若い盛りをすぎたいまなら、またとても美しい女性に出会えるかもしれない。
 最近街角で「いいなー」と思ったのは、50才前後と思われる働く女性。中肉中背。痩せすぎず、雑誌みたいなオシャレいけてる女性ではなく、しかしきっちりしたスーツのタイトスカートの上に贅肉がのっておらず、かつガリではい。姿勢もいい。そういうおばさんはいいなーと思った。(ぷよぷよ