脊髄反射でオブラート

chaoruko@HatenaBlog

読みませんか。書きませんか。

 某新人賞に応募して一次選考結果にタイトルも名前もなかった。驚きでも落胆もなく当然の結果でありつつなんの感慨もないわけでなく。ただ、一次選考の結果がでるまでの日々が非常に気持ち悪かった。


 3月末に応募して、4月中頃に受け取りましたよ葉書がきて、4月下旬に入院して手術して、さあがんばって元気になるぞとしばらく前向きにすごしたが、2ヶ月ぐらいたったらいろいろ雑念がわいてきた。先のこととか、だした小説のこととか。現代のものごと以外のことに気をとられてくよくよしたり不安になったりイライラしたり。自分ではどうにもならないことや、過去や未来のことばかり考えているのは、異常な状態らしい。そうとわかっても、どうしても過去と未来ばかりをいったり来たりする。いや実は、未来のことが多い。反省をあまりしないので、ちょっと先のこと、もう少し先のこと、ずっと先のこと。どうしてもぼんやりとほのぐらい未来の不安ばかりが視界の大部分を占めてしまう。応募したあと次は秋までにまた書くぞ!、なんて思っていたのに、いっこうになにも書けない。集中できない。ちらちらする。


 やっと一次選考の結果がでて、自分のペンネームの一字違いを見つけた。「はあ」とホッとした。安心した。安堵している場合じゃない。


 会社を辞めてから長い間、「なにもやりたくない」「なにもしたくない」病にかかっている。それでも昨年末から今年の頭にかけて、ひとつ書き上げた。絵でも料理でもシステム開発でも演奏会や発表会でも同じだが、とにかく完成させていちどきちんと手を放すというのは、とても勉強になる。ただ小説は、ちゃんと読んでもらうのはけっこう大変で、応募したけどもしかして、たったひとりも最後まで読んでいないのかもしれないけれど。