茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

えびまお

 市川海老蔵の記者会見の記事、一問一答書き起こしを、よせばいいのに読んでしまった。映像はもうみる気力がない。自分は生死にかかわる病気で入院していたわけではない。だが、何かを思い出したり考えたりする感覚になる。よろしくない。よろしくないよ。
 美人で、好感度が高くて、伝統芸能界のプリンスとほぼほぼお互い一目惚れ。結婚して一姫二太郎。苦労も多そうだけど華々しい人生だなぁなんてなんとなく思ってた。そこへ若いのに重い病気である。不思議な感覚がわいた。さすがの小林麻央も病に負けた…!、とかじゃなくて、いやいやいやいや、違うでしょ、それ、みたいな。身内でもファンでもなんでもないのに、華やかでキラキラしている人には、ずっとそういう人生を最後までおくってほしいわけよ、とか、そういう理不尽な苦情も沸いてくる。
 もう1年8ヶ月闘病しているわけだから、またわかりやすくキラキラな舞台に戻ってくる可能性も高いかもしれないけど、治ったとしても、つきあいの長くなる病気だ。腹をすえてかかっているに違いない。そういう人のまなざしであり、言葉の発し方だ。
 マスコミに苦情をいう人も多いようだが、まともな配偶者同士の関係というのは、ああいうのなんか、つけいるすきがないのである。煩わしくたかるハエにイライラすることはあるかもしれないが、彼らは一般人ではないのでハエをないがしろにはしない。
 歌舞伎の世界の人というのは、皇室についで人権がない人たちダ。現時点では彼らは日本芸能界の頂点にいる層である。それは健康を犠牲にしているとしか思えない。年中休みがないとか、そんな働き方で、伝統芸能はちゃんと次の世代に引き継がれるのだろうか。