映画館で16時半からの上映。観客は大人多め。未来的動物たちの楽園かしらと思わせる都市が紹介され、もこもこふわふわユートピアかと思いきや、主人公のうさぎが警察官を目指すあたりで、犯罪はあるのだなという気配。
うさぎ、うさぎですよ…! やつら何人きょうだいだって…??
警察官になれたけど、大きい動物たちからぼろくそに嫌がらせをうける。いやもぅシビア。それでもがんばって仕事して、でも詐欺師のキツネに軽くだまされて、暗い部屋に帰ったらさみしくてわびしくてうるさくて…。
キツネが、ニックが、吹き替えの森川さんが最高。わかりやすいイケメンなんてディズニーはもう作らない時代だが、これは森川さんのために用意されたようなキャラクター。ほんまにありがとう…!
そこかしこで笑ってしまうし、予告にもでていたナマケモノのシーンはじわじわくる。ぎょっとしたり、どきっとしたり、本当に怖いシーンもある。隣のお嬢さんは途中で怖がっていた。かわいいと怖いがうまい具合に混ざっている。
子どもが観てどのように面白いかは謎だけど、大人の人にはオススメ。映画を観たけど重いのもつまらないもの疲れるのも嫌だ、という、軽い気持ちで充実したものをみたい人はぜひ。
グッズはあまり探しにいくとネタばれになってしまうかも。
以下ちょろっとネタバレ。
いちばんツボにはまったシーンは、ニックが副市長の頭をぽむぽむするシーン。映画を観ている自分の衝動をそのままニックがなぞったようなシーンで、大興奮だった…。