茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

ショーンK氏とjwave

 むずむずする話題だ。テレビのレギュラーだぜ〜!、となったとたんに、猛烈な集中砲火で、ラジオも休止になっていた。


 ショーンK氏というのは、好みではないが猛烈にいい声をしている。クリスさんにもう一ついろいろ厚塗りを重ねて、押しつけがましくしたようないい声である。しかもいかにも経営コンサルタントなしゃべり方をする。ラジオでたまに耳にするたびに、

「うさんくさい人だなぁ、うさんくさいしゃべり方だなぁ、でもコンサルって人たちはみんなこういうしゃべり方をするんだろうなぁ」

と思っていた。しかし、少なくとも私のなかでは、jwaveの声の一人だった。

 jwaveの声といえば、クリス・ペプラークリス智子秀島史香ジョン・カビラピストン西沢別所哲也、DJ TARO、サッシャにくわえて、平井堅スガシカオと名前があげられるぐらい聴いている(敬称略。ちょっと昔より)。それらの次ぐらいに、ちょっとうさんくさいきどったあまり聞かない枠として、ショーンK氏も入っていた。

 この「きどった」というのは、いわゆるタマフルでのjwaveであると思われる。きどってうさんくさいバブリーな人たちや番組は、jwaveには点在していて、それはjwaveの良いところであり、ウザっとくるところでもある。「うさんくさい」というのは、自分が金融系が苦手で知識が乏しいので、そういう世界にたいする偏見もある。だから本当にあやしいかどうかは、わからない。今回の「学歴詐称」の話も、最初のうちは、「ホームページの記載がまちがっていた」という言い訳を目にしたので、「そういう経歴のページをサイトを作って以来一度も確認してないような人は、信頼できないな」と自分は思ったのである。


 ところが、降板or休止らしい。それってどういうことなのだろ。jwaveは1988年に放送開始のラジオ局である。30年ほどのうち、約半分のあいだ続いている番組のパーソナリティにこのようなことが起きた。jwaveのひとたちには青天の霹靂なのか、前から怪しいと思っていたのか、あるいは意図的に騒ぎが作られたのだと反論するのか。2000年から10年以上も番組をやっているのだが、その間ずーっとずっと、学歴の話題とかでなかったのだろうか? スタッフは移り変わるものだから、「あれ?」と思っても、深入りすることなくスルーしていったのだろうか。いま実際に仕事をしているから、それで良かったのだろうか。


 学歴と仕事は関係無い。でも、ちがった情報が流布していたならどこかで正すべきだったし、作ったイメージで仕事をしていたなら、それを逆に攻撃の材料にされてしまうのはしょうがない。


 テレビという世界に出ようとしたら、微妙なパワーバランスがくずれてしまったのだろうか。


 ショーンK氏は、個人できっとタフだろうから、しばらくすれば元気に活動しているだろう。だがjwaveのなかには、ぼんやりと暗い吹きだまりが、ずっと残ってしまうかもしれない。全然関係ナイネ!と頭からっぽにする選択肢もありだけど。おしゃれで最先端のことをするにも誠意がないと商売続かないと思うのだ。