茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

漫勉をみて萩尾望都の『王妃マルゴ』を真面目に読む

 漫勉すごかった。

  • 萩尾先生が神々しいのに自然体で気さく
  • 部屋にものがいっぱい
  • 猫が王様
  • 細かく線を描いて全体で超絶美麗の線や姿形になる
  • 「きゅんきゅん」と「妄想に妄想」
  • 描いているとき姿勢がいいし、楽しそう


 反省して『王妃マルゴ』を真面目によむことにした。おそらくはヨーロッパの子どもが歴史の授業で「うんざりだぜ…」と言っているあたりである。2巻までは買って読んでいたが、真面目に読んでいなかった。


 3,4巻も買ってきて、心をいれかえて、1巻から。家系図のページに指をはさみ、何度も何度も確認しつつ読みすすめる。真面目に読むと理解度が違う。
 そして3巻。あれ、マルゴが大人になっている。と思ったら、3巻以降はなんだかもうまともな人間が全然でてこないめくるめく大人の世界になっていた。1,2巻はまだ子ども時代だったんだよ…!


 高校生で世界史選択の人は読むといいですよ。いろんな意味で。4巻の表紙がハッとするほど美しい。漫勉はカラー原稿編はやらないのかしら?。


「きゅんきゅん」と「妄想に妄想」という言葉が、救われる思いがした。私はまだ全然きゅんきゅんしていない。妄想も未熟だ。これからだ。



王妃マルゴ 4 (愛蔵版コミックス)
萩尾 望都
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