茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』めちゃくちゃ面白かった

スター・ウォーズ/フォースの覚醒|映画|スター・ウォーズ|STAR WARS|

 やっとやっと観てきたIMAXで。

 時間の長さを感じさせない、圧倒的なエンタメ宇宙活劇だった。(T▽T)
 楽しくてうれしい。
 私はJJエイブラムス監督の映画は多分好きだ。


以下ネタばれあり。


 新旧主役の3人とも、とてもよかった。ルークの青い瞳も(出番ちょぴっとだけど)、レイア姫もぐっときた。ハン=ソロはハン=ソロだった。レイアに息子を「(できれば)つれてかえってきて」と言われたあとの、なんともいえない表情が良かった…。


 新世代の3人は、三者三様の魅力たっぷりで、あぁいいねぇうまいなぁ、としみじみドキドキ。いいところはいっぱいあるけど、最初のほうでは、レンとフィンが出会うシーン。しばしにらみ合いあと、とりゃーっとはじまるおいかけっこ。BB-8とふたりで、その上着は!、と噛みつくシーンとかかわいくてたまらない。
 レイは潜在的にすごく強くてポジティブなのに、どこかさみしく唇を噛んでしまう。
 フィンは潜在的に正義感にあふれているのに、表向きは逃げようとする。本能的には戻ってきてしまうのに。
 カイロ=レンはキレると暴れる……


 スター・ウォーズのフォースをみていておもいだすのは、 萩尾望都のSFマンガ『スター・レッド』(1978)。巨大な力は光にも闇にもなる。大いなる力の誘惑とそれに立ち向かう心。人の心の、善悪の物語である。


 人間の物語など、そんなに実はバリエーションはなくて、どうみせるかが重要だ。その見せ方は、歌、絵画、彫刻、小説、詩歌、マンガ、映像、映画などなど、いろいろあるし、時代とともに変化もする。


 JJ監督の映画はともかく見やすい。(観る側の努力を必要とする映画もそれはそれの魅力はあるが)少々長かったり話が複雑でも、設定を全部わからなくても、ぜんぶ話は理解できなくても、楽しめるし感動する。それはシーン、瞬間で、登場人物たちがリアルに感情を発露し、そこに観客は心をつかまれるからだ。それは演技だけの問題ではない。その感情へ至る映画的な展開と、役者の演技と、その演技をどうとらえるか、などなど複合的な要素で成り立つ。「何故笑った/泣いた/怒った」ではなく、「どう笑う/泣く/怒る」が大事。
 その上、スター・ウォーズの場合は、過去に6作品あるというだけでなく、すさまじい数のファンと、驚異的な額のお金がついてくる。もうめっちゃ大変。それでもJJは、わかりやすくおもしろく、つっこみたい人には延々つっこめるものを、ニコニコ笑顔で披露してくれる。


 映画って楽しいよ、スター・ウォーズはこんなに楽しいよ!

 うん、そうだよね! \(^O^)/


 無論、つまらなかったらどうしよう…と多少の予防線ははっていくけれども、今回のスター・ウォーズは本当におもしろかった。見終わったあとに、いろんなシーンを思い出して、あれよかったなぁ、これよかったなぁ、おもしろかったなぁ、と自然とかみしめてしまう。


 あと…、ポー・ダメロンのオスカー・アイザックにまんまとハートをぎゅいいんとわしづかみにされそうで。もちろんルークも最高にかっこよくて、次回作が楽しみでたまらない。


 ツイッターのタイムラインが「BB-8かわいい!」でうまるのは、ネタばれ回避のためもあるけれど、まぁともかくかわいい。R2-D2が寡黙でおすまし系なら、BB-8はやんちゃでにぎやか。ふたり(?)が並ぶシーンは感動的だ。






 チューバッカはもう涙なしにはみられないのか……すんすん。