小説らしい文章の作り方(M式縛りプレイ執筆法) - ときまき!
表現の幅を広げるための「縛り(使用制限)」リスト
自分の文章が陳腐極まりないので、チェックしてみた。やってみると、ほとんど該当しない項目と、当てはまりしすぎる項目があった。自分がくり返して使ってしまう言葉も分かった。
「接続詞の禁止(しかし、だから、そして……)」が第一項目だが、大変そうなので後回しにして、他の項目を先にチェックした。すると「すぐに」が多すぎて笑った。副詞のバリエーションが少ないようだ……。「だが」も頻出語で身をよじった。そこらじゅうにころがっていた。「だが」「だが」「だが」なんだそれ。ほとんどが、そのまま削除して問題がなかった。消し去ると、逆接がとてもきつくみえてきた。ここぞというときに使うのだろうか。他の接続詞はどうなることだろう。
登場人物が台詞のなかでつかっている「だが」はとりあえず保留にしている。これも消したほうがよさそうだが、次の段階で。
ある程度書いた文章を、kindleで読めるようにしたら、改行が多すぎて笑ったので改行を減らした。それだけでも雰囲気はかわった。今回の使用制限でも、ずいぶん改善した。次に気になるのは、「漢字」の多さである。こういうチェックして修正するのは、地道にやれるばあきらかに成果が出るので、文章を書くという上では精神衛生上比較的明るい作業である…。
小説になれるかな本は料理本ぐらい買っている。どちらも頭良すぎて参考にならないけどなと思いつつ良かったのは以下の二冊。
村上春樹。小説は苦手なのにエッセイはだいじょうぶ。
森博嗣の本も良かった。