茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

大人のだす子どもの声

 一部のアニメやときおりCMで流れる、大人による子どもの声がうるさい。おしりかじり虫とはちょっと違う。グッズ売り込む系の子どものアニメの主人公の少年や、CMでそれに似た感じでしゃべるやつ。

 うるさくてアタマにくる。こんなことは以前はなかった。これもアラフォーの壁だろうか。この年で若年性キンキン音が苦手になっていたら、この先どうなるのだろう。
 いやしかし。リアルなこどものだす声に対する自分の反応は、以前とはかわらない。街で聞こえる子どもの話し声、笑い声、大声、奇声。いろんな声があるけれど、以前よりイライラ耳につくようになったなんてことはない。昔からうるさいものはうるさい。テレビにでてくる子役も、実はそんなにキンキン声ではしゃべらない。むしろ落ち着いた話し方をする子どものほうが好まれる。あるいはかわいげたっぷりにゆっくり話したり。

 子役には非子どもらしさを求め、子どもを演じる大人にはキンキン声を要求しているのか?。

 それはアニメ声のことなのか。以前は萌えアニメ系の声をだす人が町中に、たとえばファミレスやファーストフードの店員にいると、お客さんがぎょっとしていたり、不審がられていたものだが、いまは珍しいものではなくすっかり市民権を得ている(実際は「友達にはならない」と拒絶しているのかもしれないが)。アニメファンのはしくれなので、一律にアニメ声を否定したくない。だが、無性にいらだちをおこさせるアニメ声もある。耳障りな声を意図的に使用する人間もいる。ものを売り込もうとする浅薄な大人どもだ、資本主義だ広告会社だ!!(テンプレ

 子どもの声をうるさくせずにだすのは、とても高度なことなのだ。質の高い子ども向けのアニメの声が、実力派に埋められるのはこういうことか。

 しかし、キンキン声で引き込まれる子どもや大人や老人は、ずっと永遠に何割かはいるのかもしれない。うるさくしないと気をひけない、うるさくしてないと何かおもしろそうにみえない。そんな奴ら、何故かなくならないのだ。