茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

辺見マリのしくじり先生がすごかった

 しくじり先生は好きなので、録画するほどではないが、時間があえば観るようにしている。それで何となくつけていたら、辺見マリの洗脳で5億円もっていかれた話がはじまった。辺見マリというのは、辺見えみりのお母さんという認識な世代。

 話は壮絶だった。本当に怖かった。前半は半年で1千万円、後半は10年越しで4億9千万円を、赤の他人に巻き上げられた話。ヘビーすぎた。最初はしくじり先生らしい笑いもあったが、大詰めになると出演者たちさすがにノックアウト。若い子は泣きそうだし、中堅芸人たちも絶句気味。ベテランさんたちが良い仕事していた。あき竹城、榊原郁恵、梅沢富美男。率直な疑問を口に出し、同情し、怒る。

 辺見マリさんはとてもサービス精神旺盛な、真面目な、面白い、エンタメな人なんだなぁと思った。そういう美点がぜんぶ洗脳の理由になってしまったともいえるところがまた皮肉だ。
 愛する者を守るため逆に闇に落ちていく、なんてドラマや映画ではよくある設定だけど、まさにそれ故というのは痛み、切ない。
 守らなければならないという責任感、がんこさ、信念が、時として悲劇をうむ。そんな話も映画とかでよくみかけるけど!、現実は圧倒的だった。

 世の中にはお金に取り憑かれて生きている人がいて、他人の心をのっとってお金をまきあげ、まさに、骨の髄まで吸い上げる。ホラーだ…。


 誰か気合いの入った脚本とか書かないかなぁ? 前半に重きをおいて。最初のおがみやが「神様の声がきこえなくなった」と言った!、の瞬間といったらもう! 何も怖いものがうつっていないのに怖さ絶頂ピークよ。ぁぅぅ。


 すごいバラエティ番組だった。テレビはテレビでできることをやっぱりやって欲しい。


 自分はいま引きこもり状態なので、社会と接点をもたないかんのかなー…と、ちょっと、思った。ネットワーク遮断されたら、危険よね。ハハハッ。