茶ぶろぐ

40代のライフスタイル@TOKYOブログ

こうのとり5号機の打ち上げ中継をめちゃくちゃドキドキしながらみた

 関係者でもなんでもなく、たいして知りもしないミーハーのにわかなのに、こうのとり5号機の打ち上げ中継をめちゃくちゃドキドキしながらみた。アホみたいにドキドキするので、なんでこんなにドキドキするのと自問自答した。それは補給船の打ち上げ事故が二つ続いていたことが大きい。続いたからといって、即国際宇宙ステーションの人たちが飢え死にするわけではないが、何かこう、物資が減っていく感じが「きゅうっ」という枯渇感が、無駄にドキドキさせてきた。素人的感覚。

 油井さんの存在を知ったのは、まだ宇宙にいけると決まってなかった頃だと思う。ツイッターで若田さんか星出さんをみつけて、それで油井さんにもたどり着いた。油井さんは訓練の日々を送っていた。「訓練中のいつ宇宙にいけるかまだ決まっていない宇宙飛行士」という存在に興味をひかれた。ツイッターでフォローした。やがて宇宙にいくことになり、打ち上げが延期になり、ついに宇宙へいった。その肝心のバイコヌールからの中継をみることは、早朝だったのでまったくあえなく挫折。

 ロケットの打ち上げ中継をみるのは、縁である。打ち上げ時間はいろいろだし、天候で予定が変わったり、トラブルでかわることもある。だから無理はしない。タイミングがよければ見る。

 こうのとりの打ち上げは、1時間前から解説番組などもながれていて、ミーハーのにわかでもちょっとお利口になった気がした。そしてすすむカウントダウン。晩ご飯作りもそっちのけで、3分前から、AppleTVのYoutubeをうつしたテレビの前に正座して待つ。高画質万歳。
 そしてついにその瞬間。
 ぼわっと明るく力強く、美しく炎がでだした瞬間、ふしぎな感動と安心に包まれた。
 光は夜空をぐんぐん上昇し、空へ向かっていく。

 はやぶさの帰還とか、ツイッターの油井さんとか、Huluで宇宙兄弟とか、映画『インターステラー』とか、その他ツイッターで情報を発信してくれる、宇宙関係者や宇宙好きな方々。自分はどうせわからないし…、と宇宙とか難しくて何だか卑屈になっていたが、あぁなんだそんなのいいんだという感じになってきて、みーはーにわかで、ご縁で見るようになってきた。

 オリオンの打ち上げも見たし。うしし。

 宇宙へ行くロケットの打ち上げは楽しく美しい。知識と情熱と体力の極みに、自然に溶け込もうとするような美が出現してくるところに、ふわふわと魂がひかれていく。

 地震から原発事故、少子高齢化やオリンピックのすったもんだや、安保とか、いろいろあるけれど、前をむき進む人たちもちゃんといる。過去の何かをもう一度、ではなく、未来をむいていること。そのベクトルがすごく、ありがたい。


 本屋の店先でみかける単行本、たいていキラキラしているねぇ。

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