翻訳大賞をとった一冊というのが読んだ動機。いままで韓国の本を読んだことはない。
文章は読みやすくて楽しい。表題作の『カステラ』はつかみはオッケー。似たようなテイスト、連作のような作品が続くのがちょっと大変だったが、でも読んだ。読めた。良い翻訳だし、面白い。韓国独自のものの説明が、なんだか好きだ。韓国の若人の苦悩や苦境を垣間見たり。
日本以上に、ぐいっと西洋的近代化をはたしてしまった側面と、そのしわ寄せがぐぐぐとひずみをうんでいるのかな。
翻訳大賞をとった一冊というのが読んだ動機。いままで韓国の本を読んだことはない。
文章は読みやすくて楽しい。表題作の『カステラ』はつかみはオッケー。似たようなテイスト、連作のような作品が続くのがちょっと大変だったが、でも読んだ。読めた。良い翻訳だし、面白い。韓国独自のものの説明が、なんだか好きだ。韓国の若人の苦悩や苦境を垣間見たり。
日本以上に、ぐいっと西洋的近代化をはたしてしまった側面と、そのしわ寄せがぐぐぐとひずみをうんでいるのかな。