ツイッターで感想をみかけると、みんなおかしい。いつもとあまりにも違っていて、「この人もあの人も」と有名無名関係無く人格が変わったような事態になっている。なので日曜日に突撃してきた。2Dで。IMAXにしなかったのには理由がある。体力がもたないんじゃないかな、と思って。
冒頭から素晴らしく美しくテンションあげあげあげあげーーーーー!!
何かを創造して作り上げる、猛烈な熱量に、感動した。
たとえば自分がテンションを上げるとする。すごくすごくテンション上がるとする。しかし、その自分がどんなにハイテンションでも、この映画のテンションの何分の一だろう、何パーセントだろう、と思うと泣けてくるほどだった。
シャーリーズ・セロンの美しさは、女性の美の多様性にもうひとつバリエーションを増やした。トム・ハーディがともかく美しく強く乱暴で繊細で無骨で、従来の男性の強さや美に、新しい魅力を追加した。
あんなにめちゃくちゃな映画なのに。
エンタメかつ、違う視点や光を放つ。これは私の好きな映画。
ニコラス・ホルトが、もう、頭どっかーんと煮えまくって爆発しそうなくらい良くて、武器将軍は自動的にあの声で脳内で吹き替えられるし(実際日本語版はその方)、あのどんどこぎゅいいいんん!! しびれるよ!
ああいうヒャッッハーや血みどろどっかんを敬遠している人はいるかもしれない。だが少しでも普段の生活にストレスがある人、少しでもクリエイティブなことに興味ある人は、映画館へ行こう。生き抜くエネルギーをわけてもらえる。
旧作の予習はまったく不要。全然知らない人は、この新作を観てから、旧3作を観た方がわかりやすいと思う。