茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

ロボとーちゃんみて泣けた

 ちょっと前にテレビであったやつをようやく見る。『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』分断してみたし、CMがめちゃくちゃ入っているし巻き戻しあるしだけど、泣けた。

 以下ネタばれあり。未見の人は見る予定なくても読まないで。


 ロボットの動きとか活躍とか、ツボが押さえられているのか、ぞくぞくぞわぞわ楽しい。そのロボットとかメカの描写も感動的。
 ひろし本体をみつけて救出したところから、物語は俄然次元が変わる。オリジナルが発見されたら、ロボットはどうなっちゃうんだろう?、と疑問に思っていたら。
 オリジナルの人間と、オリジナルの人格をコピーされたロボットが、それぞれが自分であると強調する。同じように愛情を主張する。スペックはロボットのほうがもろもろ高い。ロボとーちゃんの高性能ぷりは前半から十分に描かれている。家族との信頼と愛情も得ている。でもロボットだ。人間ではない。ルンバのような家電ロボにとりつけられて俺が本物だと主張する。めちゃくちゃシュールだ。


 人格をコピーして保存しておく、という話はもう空想の世界のことばかりではない。亡くなった人のことが恋しくて恋しくて、その人格をコンピューター上にあらゆる条件を設定して再現しようという試みがすでにある。
 もしそれが、実は死んでいなくて生きていたら。ホンモノが帰ってきて、コンピューター上の自分と、二人になってしまったら。あるいは、生きている人間の知らぬところで、勝手にコンピューター上の自分の人格が作られていたら。

 なんていろいろ想像はふくらむけれど。ややこしいことはさておき。
 コピーされた人格によって、ある人物がいかに愛すべき人物かわかる。こそばゆいけど、すてきなことだ。