茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

マーベル映画のだめなやつといいやつ

 自分にとって、マーベル映画は、だめなやつといいやつがはっきりしている。

だいじょぶなやつ(順不同)


 たぶんソーもだいじょぶ系の可能性が高いけど、観にいかなかった。


 何回もチャレンジ中だけどだめなやつは、ウィンターソルジャーとか、アベンジャーズとか、要するにキャプテンアメリカのやつ。キャプテンアメリカが嫌いとか苦手とかじゃないし、吹替も好きなんだけど。ウィンターソルジャーは公開時にがんがんにCMが流れているとき、すごく気になっていたのに、観に行かなかった。たぶんそこが運命の分かれ目。


 Huluにくるたびに、チャレンジするけど、どうしても挫折する。


 アクションがどうも観にくい、慣れない。なにやってるかわっかんねえよー、とはまた違うのだけど、どうも自分にとっての見やすさはない。かっこいいとは思うんだけど。やや関連して、字幕をおっていると画面がぜんぜん頭に入らない。おそらくは展開が早いからだ。しかし長尺。そして致命的なのが、吹替がよくない。まったくもって致命的だ。
 おそらく、映画館で、でっかいスクリーンで、「ガっ」と集中してみるべき作品だったのだろう。ストーリーは概ね深刻で真剣で、かつ映像もカカカッとしている。ものすごい集中して画面をいっきに視野にいれていたら、把握できるかもしれない。頭が悪いので陽気で明るい話じゃないとわからない可能性も高いが。
 過去作はそういうわけにはいかない。ならば、吹替はだいじだ。吹替があれば、アクションシーンもなんのその。字幕より情報量も多い。それなのに、肝心の吹替がよくない。


 あと、テレビドラマみたいなシリーズを映画でやるなよ、と、ずーっと頭のどこかで思っている。上にあげたOKの映画も、最後に余計なものがくっつきがちでそこはキライ。単独の映画できちんと成立して完結していないと、イラっとくる。長すぎるのも願い下げだ。
 映画館で長尺映画をみる意味は、はっきりいって「娯楽」だ。120分をこえたら、楽しくなければみかたは厳しくなる。登場人物が多すぎてしかもそれだけみていても話がよくわからないような話を、長時間もみていられるはずがない。よほど面白くて完成度が高くない限り。


 とはいえ、世界的には大人気らしいので、そこそこいい作品なのだろう。
 だがベストセラーに良書なしという言葉もある。どんだけたくさんの人がみても、けっきょくはかなり時間がたたないと、それが本当にどれくらい時間の経過に耐えられるものか、誰にもわからない。
 そういう自分も、舌の根も乾かぬうちに、けろりとこの世界にはまっているかもしれない。


 いまはともかく、アクションとか吹替とか長尺がネックになって、お祭りに入っていけず指をくわえてみているわけよ。
 別にすべてがあんたの好みで作られてるわけじゃないんだから、って話ですけど、会社休んでまでいく人がいると、すっげーなーと圧倒される。

好感度の高さとバッシングの強さ

 不倫問題でみそくそに叩かれたことなんて、今回の話にくらべたらぜんぜんマシでどうでもいい話だが。
 好感度がめちゃくちゃ高い人がけっつまずくと、その叩かれる強さは、好感度の高さに比例して激しいのだな、と感じた。
 今回は犯罪だし、グループだし、アイドルだし、レギュラーも多いし、ツッコミどころが多すぎるけど。持ち上げていて叩く側のすなわち一般消費者の心理とは、「可愛さ余って憎さが百倍」のひとつだろうけど、そのほかにも、別に好きでもなんでもないけど、いままで目立っていてみんなから好かれていたやつがやらかしたから関係者もろともぶったたけ、というのも交じっているのだろう。
 世の中には、被害者のほうを叩く一派もいるらしい。あまりの悲劇に、出来事をまともに受け止めきれないかもしれない。気持はわからないでもないが、それを匿名だろうが、口にだして外に出してしまったら、自分も、好きだった気持も、ぜんぶドブに捨てることになりはしないだろうか。
 自分自身のなかにも、よどみのようなものは生じている。朝の番組はみないが、DASHもetvも観ていたから。顔がてらてらしてニヤニヤしてるなあとか、あぶなっかしい雰囲気は漂っていたけれど、からだを動かしている様子は頼りがいがあった。
 それがこれである。裏切られたとか、なんてことしてくれたんだとか、悲しみと怒りと憤りといらだちと……、ほとんど「憎さ」ではないか。やはり憎さが強くなる。
 ともかくはやくこの嫌な「もやもや」が発生しない状況になってほしい、マスコミやツイッターから話題が消えて欲しい、と思うけれど、かといって、事件がごまかされて隠されてしまうのも腹が立つ。
 つぐなえるのか、どうやってつぐなうのか。個人や組織は、働き方や生き方は、変えることができるのか。変わらなければまた同じことをしてしまう道しかないから、変わらざるをえないのだけど。

若い子はそんなに魅力的なのか

 自分が会社にはいって十年ほどたったころ、会社に入ってくる新人たちが、中学生にみえてめまいがしたことがある。年の差はほぼほぼ十歳。単純に彼らが、たまたま体格がさほど大きくはない人たちがそろっていたのかもしれないが、それにしてもちらっと見た瞬間に「中学生か?」と一瞬思ってしまった自分が衝撃的だった。
 よくみればそんなことないはずなんだけど、制服のようなリクルートスーツに身をつつんだ男女は、まるで新入学生にみえた。
 それ以降、春がきても、かなりがんばらないと、彼らは二十歳過ぎには見えなかった。いや、いま見えているのが、二十歳過ぎなのであり、新社会人なのであると自分に言い聞かせなければならなかった。
 当然、街角で中学生をみても、小さい子は小学生にみえるし、中学生と高校生の区別はつかない。カップルでも、中学生カップルか高校生カップルかわからない。たぶんおそらくは、中学生をあまり認識できていない。


 ともなって、おっさんがかわいく見えるようになってきた。以前までは、おっさん萌えが謎だったけど、おっさん、四十代など、まあ同世代である。ちょうどかっこいいくらい。五、六十代がかっこよくみえる。もう少しすれば、おじいさん萌えもわかってくるのだろう。


 だから。
 四十代で、十代に対して、犬猫乳幼児などに対するかわいいという感情以上のものをもつひとが、直感的に「気持ち悪い」。現実に手を出してしまうなんてすごい気持ち悪い。単に、二十歳過ぎていればいいてもんじゃない。ふつうにテレビにでているような十代の女の子で、そこまで峰不二子みたいな女子がいるんだろうか、いやいないだろ。(反社会的界隈のプロの美人局ならさておき)
 歴史を積み重ねてきた、この現代日本において、そういうことするのって、どういう精神構造してるのか。あまりにも幼稚だ、未熟だ、やっていることと立場のバランスがとれていない。個人も、所属している集団や組織や、行いを許し、強いてきた、願いをおしつけてきた人たちさえも、立ち止まって考え直すべきだ。


 中年のアイドルなんてやっぱりいらないよねえ。そのうち他のグループからも同じようにいびつな事件がおきるちゃうぞ。

『おっさんずラブ』が連ドラで帰ってきた…!

(文中敬称略)

 あの伝説の単発ドラマが

第3夜『おっさんずラブ』|年の瀬 変愛ドラマ|テレビ朝日

 まさかの、衝撃の連ドラになって、帰ってきやがった…!

土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』|テレビ朝日
(まだ1話がみられるぞ! おっさんずラブ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」


 単発ドラマの出来があまりにもよかったので、「キャストやスタッフなど同じようなメンバーで違うドラマをみたい」と自分は思っていたけど、ほぼそのままの連ドラ化でした。
 いやあ、すごい。


 タイムラインのおおさわぎっぷりを横目にみつつ、やっと録画を視聴。期待を裏切らないすばらしいスタートだった。キャストがかわったこともちゃんと説明できる勢い。はるたんのだめっぷりがすばらしいし、部長の声われるし、牧くんうつくしすぎるし、こんな(?!)ドラマなのに映像が美しくシュッとしているし。満開の桜のころ(ついさいきんじゃん?? 大丈夫なの??)の映像が美しいこと。美男美女じゃなくて美男美男美男が映える。ありがたやー。


 吉田鋼太郎は言わずもがな、田中圭林遣都も芸達者で、こういうドラマも超安心してみていられる。(吉田鋼太郎林遣都はいままでに何度親子をやっているのだろう)三人とも表情がいい。よっぱらったはるたんはエロさ全開だし、思い詰める牧くんの繊細な表情なんて神々しいばかりだし、鋼太郎さんの「ハッ…!」と胸をつくようなとまどいの表情といったら、もういうことない。ごおくてんだよ。
 2話で終わってももう満足なくらいだけど(それじゃタダのリメイクだ)、連ドラだから、少なくとも6回か8回か9回ぐらいはやるんだよなあ。本当にやるのう??


 単発ドラマで衝撃的だったシーンが、ぎゅぎゅっと圧縮されて濃くなって1話に入れたのがいい。長くなるからてっきり間延びした演出になるのかなと思っていたら、どっこいそんなわけねえよ、という、いまどきのテレビドラマでは信じられない心意気だった! あっぱれすばらしい。次回予告の感じでは、2話でそういったエキスっぽいものは使いはたしてしまうみたい。その先はどうなるのだ…!


 メインキャストでは、単発ドラマでは少し言及されただけの部長の奥さんがなんと大塚寧々というこれまた豪華ぁな吉田鋼太郎のおしゃれおっさんドラマで共演してたよねぇ?な配役で、ダークホース感がみちみちているシュッとしためがね(かっこよすぎか!!)の眞島秀和も新キャラとして登場。このふたりがどのようにからんでくるのかドキドキ。名言連発だった女子キャラは同僚から幼なじみになってるけど、今回は彼らと直接対決するのだろうか。そしてなにげにコジマだよ!さんがうれしい。
 はるたんの暮らす家は、おかあさんがでていった一軒家なので生活感がすごいのが前作とは違うところ。それもなかなかいい。なかなかいい味だしてるおかあさんは再登場しないかな。


 このドラマのいいところ

  • 全力コメディ
  • 気持はちゃかさず切実でリアル
  • シュッとして綺麗(でもえろい)
  • 話のテンポが爽快


 いいところばっかりじゃないか……!
 

 連ドラがどうなるか、まだまだわからないけど。
 いいかんじで最後までいけたらいいな〜…。

『シティハンター』とかアニメにおけるセクシーさとエロさとか

 再アニメ化の知らせがきっかけかどうかはわからないが、さいきんHuluで『シティハンター』をみている。むかしはアニメをよくみていたけど、繰り返しみたわけではないわりに、みたらこんな話あったなあと思い出す話が多い。最初のほうだから、どこかで漫画を読んだのかもしれない。

 第一話からすごかった。Wikipediaによれば、19時から放送していたらしいが、そんな時間に、おっぱいでてる風俗店内の描写があって。ソフトフォーカスにはなっているけど、きっと全国のお茶の間を気まずくしたことだろう。セクすぃーおねえちゃんの下着姿とかレオタードとか、お尻とか、ばんばんでてくる。
 このアニメをいまみるとき、「女をバカにしてる!」とかセクハラだ、とかいちいち思わない。まだまだそういう時代であったことを感覚的に知っているし、冴羽さんはいちおう女子高生は範疇外である。おとなの女が好みであるし、全体的におとなの世界だ。
 演出や演技に、下品と上品の振り幅がでかい。そこのキレがよくて、本筋はわりとメロドラマなんだけど、笑えるし、かっこいい。
(観る人によって意見がわかれるかもしれないが、『シティハンター』はセクシーだがあまりエロくない。最近のアニメは、セクシーじゃないのにエロいものはちらちらあって、イラッとすることはしばしば。)
 下ネタとかセクハラとか、前時代的であり、もしいまこれをテレビのレギュラーで再アニメ化なんていわれたら「バカじゃねえの?」だけど。もし同じような話をあらたに描くとしたら、冴羽さんはどのようなキャラクターになるのであろうか。なかなか難しいけど。