茶ぶろぐ

おとなのライフスタイル@TOKYOブログ

エアコンにスプレー

 暑い。五月というのに暑すぎるので、エアコンの掃除と試運転をした。したらすぐに涼しい日が続いた。そのすきに、ドラッグストアで、エアコンにするスプレーを買ってきた。二本でまとめ売り。試運転のとき、ちょっといやな空気を感じたのだ。昨年もスプレーは使ってみたのだが、まあ気休めかな、という感じだった。しかし今年もやっぱり不穏な風なので、また買ってきた。そこからエアコンを使うほどではない陽気が続いていたから放置していた。やがてまた暑い日が来た。猛烈に暑い。五月に真夏日だと。そのうえ湿度がしんぼうたまらんので、いよいよスプレーをすることにした。


 缶の指示にしたがい作業を行うのだが。小さいはしごにたって腕をのばして、スプレーする。1台のエアコンで1缶使い切る。すばらしい勢いで噴霧されるが、なまりまくった二の腕はつりそうになる。高温高湿度の日に、1台やっているあいだに汗だくになってしまった。しばらく休んで呼吸を整える。だが2台目は息も絶え絶え。もしかしてお腹がすいていたかのかもしれないけど。


 しばらく放置してから、除湿の試運転開始。最初の匂いは猛烈だったけど、やがておさまり、除湿なので冷たい風ではないが、じわじわと快適になってくる。室内の湿度計で70近いのが、じわじわ下がっていく。時間はかかるけど、ものすごいしんどい状態はかなり軽減される。うれしい。


 ついでに、何年ものかわからぬそうめんをゆでて食べた。そうめんは湿度が高い時期に食べるものであるかもしれん。

銀座でお茶をするミッション

 銀座でお茶をするのは、いろんな意味で難易度が高い。基本的に値段が高く、それでも入りやすい店はたいてい長蛇の列だ。しょうがないかと、もっと値段的に入りにくい店でも並ぶし、かつ地理的に入りにくい店もある。しかも入ってみたら店員の態度や味がこれで銀座か!、のようなクオリティもあるから、怖い。銀座に行くときは、休めない覚悟、あるいは遊園地のアトラクションを待つが如くのつもりで行かねばならない。(あるいは予算を10倍ぐらいに設定しておく。)


 先日も、うららかな陽気に誘われて銀座へ行けば、まあものすごい人人人。日本人も外国人もどっちゃりぎゅうぎゅうで歩行者天国を埋め尽くすが如し。用事をすませてさあお茶をするかと歩き出しても、これといったあてがない。表通りは無理だろうから、一本はずれた道に入る。銀座というのは不思議なところで、大きな通りは人があふれているが、そこをはずれたらポカッと開けている。ぶらぶら歩きの醍醐味は半減というか、趣は変わってしまうけど。お茶ができるようなお店は、そういうところにもぽつぽつけっこうある。


 だがしかし。立ちはだかる、わかりにくさ、はいりにくさ。コーヒーの看板はでていても、ビルの地下1階や2階だったり、あるいは2階、3階だったり。店の雰囲気がわからないだけで、十分尻込みするに値するびびりである。最近はすまーとふぉんやいんたあねっとといふ便利があるおかげで、ちょちょっとググればコーヒーの値段や星の数とかわかりますけども。


 入ったお店は、《カフェ・ド・ルトン》または《カフェ・ルトン》。地下二階だけど大きい綺麗なビルだし、食べログの星は少ないけれど、他の混雑もすごかったので入ってみた。なかはわりと広くて照明は抑えめで、アールデコ風なランプや時計がやたらめった並んでいる。テーブルや椅子や完全に統一されているわけではなく、案内されたのは赤いびみょーな椅子だったが、椅子によっては居心地が良さそうである。
 ブレンドが何種類かあり、800円から。クレープやワッフルなどがあるが、不思議なケーキがあったので注文してみた。


 コーヒーは量は少ないがマイルドでもなかなか個性がある。(メニューにはアメリカンもあった。)白いすがすがしいカップとソーサーでちびちびり。ケーキが、ゴボウと豆腐のショコラケーキかなんかで、きてみれば生もの系。おそろしいほど甘くない。粉砂糖がかかっているけど全然甘くなくて笑ってしまった。苦いコーヒーと苦いケーキではなりたたぬが、こだわりなのかもしれない。甘くない故に美味しいかもしれない。ケーキは400円だったので良心的。サイズは小さいがいちごもついていた。


 客の入りはそこそこで、そこそこいてしばらくしたらでていく。だらだら長居をするのではなく、ひとしきりしゃべったら行こうかという気分になる。雰囲気は悪くないが、やはり明るい風がぬけるような感覚のカフェのほうが、長居するにはむいている。故にちょっと休憩したい、静かなところでガチ休みたい、という人には、超おすすめである。


 トイレは古い仕様なので、男性のほうがどきどきするかもしれない。いや、もしかして、男女でわかれているわけではないのなら、男性も洋式トイレで座ってすれば、怖くないのでは。
 

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』感想ネタバレあり

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|映画|マーベル|Marvel|


 強烈に面白かった。


 公開から二日目の夜のIMAXの上映。さすがに子どもがいない。カップルや夫婦のほかに、男性で2,3人のお客が多い。行く前に136分という長さにぶつぶつ文句をいったり、一足早くみた人たちがやたら「泣ける」を連投しているので、「ほんとに〜〜???」とまた疑い深い態度で、しかし同時に、ネタバレをみたらどうしようという脅迫されているような不安感をいだきつつ、ドキドキしたり情緒不安定か? な状態で観た。


 以下全力でネタバレ

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バルバッコア丸の内店で食い過ぎる

Barbacoa | 丸の内店
東京駅 新丸ビル6F


 あこがれのシュラスコ。肉三昧のシュラスコ。南米の情熱シュラスコ。先日、計画性もなくバルバッコア丸の内店にいってきた。当日に電話したので、夜8時以降の予約になる。事前に検索したところ、そこまで敷居は高くないようだが、新丸ビルだし。汚くはないがきれいめだろうかどうだろうかな格好でこっそり緊張しつつお店へ。雰囲気は気楽だが、サービスは予想外にしっかりしている。


 メニューは、肉とサラダバーの食べ放題の1つしかない。そこに、飲み放題をつけるかどうか、どの範囲まで飲み放題にするかどうかで値段が変わる。そんなに飲まないので、食べ物のみ。


 中央にあるサラダバーが、うつくしい、おいしい、珍しい、たのしい、のである。変わった野菜が多く、しかもどれも美味しい。ハムもチーズもドレッシングもある。家庭料理もある。ここで食べ過ぎたら、肉が食べられなくなる。

 お肉の食べ方は最初に店員さんが教えてくれる。

 目印をだしておけば、お肉をもった人がきて、例えば「サーロインです、いかがですか?」という塩梅に、確認をとってくれる。食べる場合はお皿に切ってもらう。その肉は遠慮したいばあいは、「いいです」と見送る。目印をだしているあいだはどんどん「〜〜いかがですか?」ときいてくる。落ち着いて食べたい場合は、目印をひっくり返しておく。お肉はいろんな種類がある。自分が食べたいものがいつどのタイミングででてくるかはわからないので、慎重に。最初に鶏肉とか豚肉とか、でてくると、牛が食いたいのに、と思うだろう。うっかりサーブしてもらっても、皿に残していればいい。


 どれも美味しいのだが、焼くときに使用されると思われる油と塩こしょうがけっこうすごい。かなりきいている。ワインも飲み放題にしているとたぶんすごい飲んでしまう。ワインがすすむと思う。マテ茶もメニューにある。お水も美味しいし、継ぎ足してくれる。気をつけて飲み食いしないと、あっという間にお腹がいっぱいになる。


 お店の内装やスタッフの動きはかなり洗練されていて高級店だが、サラダバーやお肉のサーブでお客も店員も動き回ったりで陽気な雰囲気。小さい子ども連れの大人数のグループもいた。誕生日だと、店員さんがスペイン語ポルトガル語??でハッピーバースデーを歌ってくれる。


 立地、内装、お肉、野菜などの味、スタッフの洗練度を考えると、お高いけど妥当で満足度高い。珍しい美味しい野菜が多くてすごく楽しかったし。落ち着いて話がしたい人はいってはいけない。美味しいものをたくさんたくさんわさわさにぎやかに楽しく食べたいときにはオススメ。

松本清張でもどうにもならない

(敬称略)

 村上広明、 陣内孝則剛力彩芽がでているドラマがあった。村上広明と陣内孝則というキャスティングだけでも混ぜるな危険な雰囲気があるのに、そこに剛力彩芽である。松本清張でもどうにもならないばらまかれる寸前のバイオテロみたいになっていた。たとえば、松本清張と村上広明、松本清張陣内孝則、百歩譲って、松本清張剛力彩芽や、松本清張といずれか二人なら、まだ成り立ちそうなものだが、三人そろうとめちゃくちゃ化学反応がわるい。こういう場合はなんていうのだろう。剛力彩芽は深夜ドラマが評判がいいとみかけたが、このドラマをみる限りでは誤報だったようである。テレ東の二時間ドラマは、連ドラに比べるとクオリティがちょっとやばい。
 松本清張をもってしてもどうにもならなかった俳優と言えば、菊川怜だ。なにが不満だったのか松本清張のドラマにでていて、あまりにも気の毒だった。ふつうの二時間ドラマで修行すればなんとかなったかもしれないのに。いまは朝の番組にでているのはさすがに偏差値高い人である。
 村上広明も陣内孝則も癖がある。それぞれハマり役ではそのクドさがいかされて面白いのだが、ふたりを一緒にするとわけがわからないことになるし、そこにいくらなんでも仕事を選ばない剛力彩芽をぶっこむのはさすがに酷だ。いやこれこそカタギでない業界に咲こうとする華なのかな。